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【ぴいぷる】ジャンル超えた最高のコーディネート ジャズ作曲家・挾間美帆 (1/3ページ)

 新しいジャズの形が見えてくる。ニューヨーク仕込みのジャズ・コンポーザーが創造する音は、従来の枠を飛び越えて革新的。率いる“m unit”(エム・ユニット)はコンダクターを務める自身のほか、気鋭のミュージシャン13人がそろう“ジャズ室内楽団”だ。

 「ジャズにはリズム隊と管楽器のビッグバンドがありますが、私はクラシック出身なので、ヴァイオリンなどの弦楽器も入った、オーケストラになるバンドを作りたかった。それが今の形です」

 国立音大ではクラシック作曲科に進んだが、より影響を受けたのがジャズ。キャンパスでふと聴いた音に惹かれて、ビッグバンドのサークル、ニュータイド・ジャズオーケストラに入った。プロへの道が開けたのは大学3年。思わぬ人からのメールがきっかけだった。

 「突然、携帯に『山下洋輔です』ってメールが来て驚きました」

 内容は、山下のピアノ協奏曲『エクスプローラー/サドゥン・フィクション』(2008年、指揮・佐渡裕、東京フィルハーモニー交響楽団)のオーケストレーションの依頼。当初依頼した国立音大の栗山和樹教授に挾間を薦められ、連絡してきたものだった。

 「国立の大先輩の山下さんはサークルの特別顧問でしたが、それまで個人的に会話をしたことはありませんでした。携帯を両親と見ながらスパムメールじゃないの(?)って。嘘じゃなくてラッキーでしたね」

 斬新なアレンジが多大な評価を受け、10年には新たな一歩。本格的なジャズ・コンポーザーを目指し、マンハッタン音楽院大学院に進んだ。

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