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【ぴいぷる】ジャンル超えた最高のコーディネート ジャズ作曲家・挾間美帆 (2/3ページ)

 「アメリカにはやりたい音楽があって、(マリア・シュナイダー、ジム・マクリーニーら)大好きなコンポーザーが教えていた。教えてくれる学校を受けまくって、合格したのがマンハッタンのジャズ・コンポジション科でした。山下さんと佐渡さんに留学を応援していただいたのも大きかった」

 2年間で本場の音を吸収し、12年発表の“m unit”のファーストアルバム『ジャーニー・トゥ・ジャーニー』で目指す基本形ができた。同じころ、ロックの領域にも関わった。佐渡指揮、シエナ・ウインド・オーケストラの『タルカス』。英プログレ、エマーソン・レイク&パーマーの組曲を作曲家の吉松隆が管弦楽版に編曲したものを、さらに吹奏楽版にアレンジした。

 「タルカスを聴いたのは吉松さんの東フィル版が最初で、EL&Pはあと。ピンク・フロイドやドリームシアターを聴いていたのでタルカスに驚きはなかったけど、よく作り込まれた曲だと感じました。吹奏楽でも違和感はありませんでした」

 坂本龍一らビッグネームとのコラボ、テレビ番組への多くの楽曲提供を経て、作曲家・編曲家として今やその地位は揺るぎない。今年9月の東京JAZZではデンマークラジオ・ビッグバンドに、山下、日野皓正(tp)、リー・リトナー(g)、リー・コニッツ(sax)らソリストが加わった『JAZZ100年プロジェクト』をディレクション。山下を「以前に朝練をさせられて…」とおどけさせるほど、音楽監督としても抜群の存在感だ。

 「キャリアの最初から、そうそうたるメンバーのなかで仕事を全うすることには慣れていますが、東京JAZZは準備期間もリハーサルの時間も限られていてプレッシャーはありました。本番まですべてを通していなくて…。本番後に“通すとこうなったのか”と感無量でした。朝練は、山下さんと以前に本番直前までリハしたことがいつの間にか…。“鬼バンマス”と言われて久しいです」

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