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【酒井千佳の気分は明朗快晴】気象予報士としての使命 皆さんの適切な行動につながるような情報を届けたい

 西日本を中心に大雨に見舞われ、各地で甚大な被害が出ています。被害に遭われた皆さま、お見舞い申し上げます。このような天災が起こるたび、自分の天気予報の伝え方はこれでよかったのか、もう少し自分にできることがあったのではないかと考えさせられます。

 先週も毎日、夕方のニュースで天気をお伝えしていました。大雨の予想はしていましたし、非常事態が起こる可能性も想定していました。ただ、それを皆さんにしっかり伝えられていたのか、今も自問自答しています。

 今回、たくさんの方が亡くなるという事態になってしまいました。なぜその方々に私の呼び掛けは届かなかったのか。また、危険が迫った家で怖い思いをされた方もいらっしゃったかもしれませんが、なぜ避難できなかったのか。

 危険な状況になる前に避難をすることが、とても重要なのです。早め早めの避難行動をとってもらえるような天気予報の伝え方が必要だと痛感しています。

 気象予報士として天気をお伝えしてきて7年目になります。さまざまな災害の場面に出合い、その時々で警戒を呼び掛けてきましたが、いまだに伝え方の正解は出ていません。気象庁もここ数年でより詳細な情報を発表するようになってきていますが、われわれ気象予報士も伝え方を変えていかなければならないという責任感を感じています。

 ただそんな中、やはり皆さんの防災意識も高めていかなければいけないということも事実だと思います。今回も記録的な大雨になったところがありましたが、近年「観測史上1位」の現象が増えてきています。これは皆さん経験したことのない災害が起こる可能性があるということです。これまで以上に防災意識を高めた上で情報を利用してもらいたいと思います。

 私も皆さんの適切な行動につながるような情報をお伝えしていけるよう、気象災害と向き合っていきます。的確な情報を提供することで、気象予報士としての使命を果たしていけたらと思います。 

 ■酒井千佳(さかい・ちか) 気象予報士、フリーアナウンサー。1985年5月18日生まれ。兵庫県出身。京大工学部建築学科卒業後、北陸放送、テレビ大阪での局アナを経て、2012年4月、フリーに転身。アナウンサー1年目に取得した気象予報士の資格を生かし、「Oha!4 NEWS LIVE」(日本テレビ系)、「おはよう日本」(NHK)に出演。18年4月から「プライムニュース イブニング」(フジテレビ系)の「お天気コーナー」レギュラー。座右の銘は「為せば成る」。

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