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あんなに嫌いだった匂い…いまは愛着の“ス~ハ~”

 ■其ノ弐百四拾八

 匂いフェチというわけではありませんが、好きな匂いがいくつかあり、その匂いを感じることでホッとしたり、ワクワクしたり。気持ちが匂いに占拠されるときもあります。

 鼻孔をくすぐるお風呂屋さんの湯を沸かす独特の香り、コインランドリーの清潔な香り、お茶屋さんや畳屋さんの香ばしい草の匂い…。想像しただけでもお風呂に入ったり、洗濯したり、和室でお茶が飲みたくなったりします。

 ポジティブなことだけではなく、「あ、あの時の香水の香り…」「このたばこの煙は妙に懐かしい匂いするなぁ…」としんみりしてしまうこともあります。

 特に昔好きだった人の香水の香りがどこからともなく香ってくると、「うわぁぁ。思い出してしまう~。忘れていたのにやめてぇ」と内心しんなりしてしまうのです。

 好きだった人がそこにいるわけないのに、香りだけ知覚するのは何ともしょんぼりしますね。思い出は思い出のままが一番です。

 嫌だった匂いが急に好きになったり、好印象を抱いたりすることもあります。最近だと、プール特有の「塩素っぽい香り」です。その昔は泳げなかったので、あの香りを嗅ぐと無理やり泳がされるような気になってしまうので嫌だったのです。落ちこぼれていたプールの授業も、みんなに笑われながら苦しくてバシャバシャもがいていたことも思い出してしまい、ずーんと落ち込んだものです。

 しかし、一念発起してプール教室に通い始め、よきコーチに指導いただいて、頻繁にプールに通うようになって、急にプールのあの「塩素っぽい香り」がいとおしい、リラックスする匂いへと進化したのです。自分でも驚きます。

 塩素っぽい香りそのものにも愛着がわき、現在は洗濯槽クリーナー洗剤として重宝している塩素系防カビ剤にも心がひかれます。しばらくは洗濯槽がプールのような香りを漂わせているため、首を突っ込まずにはいられません。突っ込んではスーハーと匂いを確認して、「あー、こりゃプールだねぇ」と謎に満ちた時間を過ごします。

 冒頭の言葉を訂正します。やはり結構な匂いフェチだったようです。

 ■壇蜜(だん・みつ) 1980年12月3日生まれ、秋田県横手市出身。本名・齋藤支靜加。158センチ、B85・W60・H89。昭和女子大卒。環境省が任命する「省エネ住宅推進大使」。映画「食べる女」が9月公開予定。文化放送「大竹まことゴールデンラジオ!」で水曜パートナーとして出演中。

 そのほか、主なレギュラーは板尾創路とのテレビ埼玉「板尾壇(談)」(月曜午後11時半)、NHKラジオ第2「高校講座 保健体育」(水曜午後8時10分)、文化放送「壇蜜の耳蜜」(月曜午後7時半)。

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