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ボクシング連盟・山根会長は“放送事故”レベル… はたしてこの人はテレビに出していいのか

 いま、テレビ界で沸騰しているのは、日本ボクシング連盟の有志333人が連盟内の不正を告発した騒動。助成金不正流用や審判の不正などが取り沙汰され、日本ボクシング連盟、山根明会長が組織を私物化していると指摘している。

 そんな中、沈黙を続けていた会長が突如、先週末からテレビカメラの前に立ち猛反論。インタビュー合戦もヒートアップする一方だが、「日本テレビの朝の情報番組『スッキリ』に山根会長が生出演し、見た目のインパクトそのままに強烈でした。生放送ゆえカットできない発言があわや“放送事故”レベルで、インタビュー終わり時間ギリギリでなにを言うかと思ったら、『おととい、元暴力団のM組(番組内では実名)の組長から、私の知人を朝方に呼んで山根に言っておけと。3日以内に引退しないと山根の過去をバラすぞって脅迫を受けました。だから僕は立ち上がったんです』。つまりその筋の人との関係が濃密だということを自らバラしてしまったようなもの。この騒動は視聴率が稼げるおいしいネタではあるけれど、局内では『はたしてこの人はテレビに出していいのか』という議論がされています」(民放プロデューサー)。

 私は日大アメフト問題を取材する中、関係者から日大・田中英寿理事長が暴力団組長と写ったとされる写真などを提供してもらったが、その中に「この一番おっかない人はだれ?」というものがあり、それが山根会長だった。

 「日大のドン」と「ボクシング界のドン」が握手するツーショット。いまでは、それぞれの名前にひっかけて「悪のアンガールズ」と揶揄されているが、こんな形で新登場するとは夢にも思わなかった。

 しかし、疑惑の「奈良判定」や試合用グローブの独占販売、「肉…和牛しか食べない。ホヤ貝大好き」という「会長おもてなしリスト」は、マフィア然としたキャラと相まって、世間の好奇心を刺激する。この道の権力者、その存在におびえる周辺や組織。どこかで見た構図が繰り返され、割を食う人にとっては悲惨な話だが、自意識過剰な山根会長の“せこさ”に振り回されているようだ。

 「人格者だった先代の川島五郎会長のときに会長権限が強くなりましたが、その死後、独裁体制を築いたのが山根会長。そもそもボクシング選手としての実績がないのにその立場になれたことが不可思議で、ボクシング愛があるというわけではなく、連盟会長という地位を利用したいだけ、といわれています。海外遠征でフィリピンに行ったときも、試合会場には来ず、フィリピンパブに入り浸っていました」(ボクシング関係者)

 「男、山根明、逃げも隠れもせん」が決め文句の会長。そんなことより「はやく退いて」が巷の声である。

 ■中村竜太郎(なかむら・りゅうたろう) ジャーナリスト。1964年1月19日生まれ。大学卒業後、会社員を経て、95年から文藝春秋「週刊文春」編集部で勤務。NHKプロデューサーの巨額横領事件やASKAの薬物疑惑など数多くのスクープを飛ばし、「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」の大賞受賞は3回と歴代最多。2014年末に独立。16年に『スクープ! 週刊文春エース記者の取材メモ』を出版。

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