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仰天!「紀州のドン・ファン」家政婦はあの“歌姫の母”だった!

 私が定期的に行っているイベント「スナック玉ちゃん」が9周年を迎え、先日、東京・渋谷の東京カルチャーカルチャーで盛大にパーティーを開催しました。

 スナックの素晴らしさをビギナーの皆様に伝え、普段から気軽にスナックの扉を開けるようになってほしいとの願いから始めたイベントです。当時、スナックは業界の端っこに置かれてしまっていて、大げさですが誰にも注目されることなく、ひっそりと姿を消していくようなジャンルだったのです。

 そこにスポットを当てたいとスナックの素晴らしさを世に広めていた方が、作家の都築響一さんでした。「玉ちゃんもスナックが好きなら、イベントをやってスナックの素晴らしさを広めたら?」の一声がきっかけで始めて9周年。「継続は力なり!」という言葉を噛み締めている私なのです。

 9年やっていれば人との不思議な縁というか、後から考えれば仰天するようなこともありました。かつて「イベントで毎回プロの歌声をお客さまに聞かせたい」と考えてイベントの歌姫を探していた時、スタッフがプロ歌手として活動していた「Aさん」を紹介してくれました。

 Aさんはルックスも歌唱力も抜群で、お客さんも大満足のショーを見せてくれる歌手でした。Aさんにいつも付き添い、ステージの準備をかいがいしく手伝っていたのがAさんのお母様。ステージママです。当時お店をやっていたということで、派手目で明るいお母様でした。

 イベントのバックステージで「いつもありがとうございますお母様! お母様も相変わらずお美しいですね」との声がけは恒例化していました。スターを夢見るAさんと、娘を思うお母様の一心同体の姿はすてきでした。現在はお付き合いが無くなってしまいましたが、忘れられない母娘だったのです。

 「今頃何をしているのだろう…」と思い返していたときに起きたのが「紀州のドン・ファン」事件でした。今年5月にドン・ファンこと野崎幸助さんが怪死し、残された若い妻と家政婦に一気に世間の注目が集まりました。

 最初はモザイク入りで取材を受けていた家政婦さん。身にまとった派手な格好でインタビューを受ける家政婦さんのモザイクの向こう側の顔が気になっていたのですが、その素顔が世に出るようになって腰を抜かしました。家政婦さんの正体はなんと、あのAさんのステージママだったのです。

 「9年やっていれば何かあるものだ」を思い知らせてくれた感慨深い出来事だったのです。

 ■玉袋筋太郎(たまぶくろ・すじたろう) お笑い芸人。1967年6月22日生まれ。東京都新宿区出身。86年にビートたけしに弟子入り。TBSラジオ「たまむすび」(金曜)、TOKYO MX「バラいろダンディ」(火曜)にレギュラー出演中。2013年から一般社団法人全日本スナック連盟会長。著書に「スナックあるある この素晴らしき魑魅魍魎の世界」(講談社)、「スナックの歩き方」(イースト新書)など。

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