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入浴剤大好きな私の“甘酸っぱい”思い出

★其ノ弐百七拾弐

 2月3日の節分は、近所の銭湯で湯船にザボンを入れてくださるサービスがあり、大きなザボンの爽やかな香りのお湯に浸かってリフレッシュした次第です。

 お湯に入れたザボンがふにゃっとなって皮が柔らかくなり、より甘酸っぱい香りが堪能できたのも幸せでした。やはり良い香りのするお風呂はやみつきになります。

 私は柑橘系の香りの入浴剤が大好きなので、自宅でも柚子の香りのするバスソルトや、オレンジの香りのバスオイルを使用することもありますが、今回のような丸ごと生のザボンを使った天然入浴剤の力たるや…。強い香りの中の青っぽい香りすらも心地よいなと思うほどでした。

 実家にいたときも祖母や母のはからいで、冬場に柚子湯を楽しむことはありました。生の柚子を洗濯ネットに入れたり、市販の柚子の皮タイプ入浴剤をお湯に浸けてみたり、パウダー状の柚子湯の素を湯船にサラサラっとしたり…。

 当時から柚子湯のバリエーションは豊富な家だったかもしれません。特に、柚子の香りのするバスソルトをお世話になっている昔の先輩からいただいたときなどは大はしゃぎ。20歳を過ぎた大人になっても「私、いっちばーん!!」とバスソルトを湯船にザッと入れてドボン。「ふわぁぁ、いい匂い~」と悦にはいりながらボーッと全身浴をしておりました。

 しかし、お風呂をわかしてくれた母をそっちのけで一番乗りで入った天罰でしょうか。事件は起きました。

 「なんか…ひりひりする」。どうやら私はバスソルトを規定量以上に投入していたようで、塩分の刺激で皮膚がピリついてしまったのです。あっという間にかゆさが広まり、全身をむずむずさせながら慌てて湯船から脱出。母には内緒で凶器と化した湯を半分抜いて新湯を足し、体をぬるま湯で洗い流しつつ証拠隠滅を成し遂げたのでした。

 まるで稲葉の白兎のワンシーン。皮をはがされだまされて、海水に浸された兎の皮膚の痛みはこんなもんではないでしょうが…。目分量という大雑把さ、一番乗りで入った敬わない態度、そして長湯の癖…、すべてが跳ね返ってきた、甘酸っぱい思い出です。

 ■壇蜜(だん・みつ) 1980年12月3日生まれ、秋田県横手市出身。本名・齋藤支靜加。158センチ、B85・W60・H89。昭和女子大卒。NHK総合「まんぷく」「みかづき」に出演中。

 レギュラー番組は文化放送「大竹まことゴールデンラジオ!」水曜パートナー、テレビ埼玉「板尾壇(談)」、TBS「サンデージャポン」(隔週)、NHKラジオ第2「高校講座 保健体育」、文化放送「壇蜜の耳蜜」など多数。

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