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【サザンオールスターズ40周年への轍】1998、1999年 20周年の総決算と“異色”コンサート (1/2ページ)

★第21回

 長野冬季オリンピックが開催された1998年、サザンオールスターズはデビュー20周年を迎えた。「ノストラダムスの大予言」では人類が滅亡するはずの99年は、ジャイアント馬場が肝不全で死去。東京都知事に石原慎太郎氏がダントツの票を獲得して当選。音楽業界では宇多田ヒカルがデビューして話題を振りまいた。

 20周年を迎えたサザンの第1弾となる曲は2月11日発売の「LOVE AFFAIR~秘密のデート」だった。同曲は、松嶋菜々子と椎名桔平主演のTBS系木曜ドラマ「SWEET SEASON」の主題歌。その4日後の15日には原由子が初のベストアルバム「Loving You」を発売している。

 サザンの20周年の記念すべきアルバム「海のYeah!!」はデビュー日の6月25日に発売。「勝手にシンドバッド」から「平和の琉歌」まで夏にちなんだ曲ばかり30曲を厳選した決定版だった。

 同アルバムはオリコンで初登場1位にランクインされ、1週間で100万セットを突破するビッグ・セールスに。オリコンではその後、実に6年間、317週にわたり100位圏内にランクされ続けた。現時点の出荷枚数は480万セット超。サザンにとって空前のメガヒット・アルバムだ。

 この勢いに乗り、初の展覧会「MOSA」が東京・池袋の西武百貨店で開催された。これはサザンの20年の軌跡を衣装、写真、ビデオ、オブジェといったアートで振り返るイベントだった。

 続いて8月8、9日には、20周年記念コンサート「モロ出し祭り~過剰サービスに鰻はネットリ父ウットリ~」を静岡・浜名湖畔の舞阪町渚園(現浜松市西区舞阪町)で開催し、2日間で10万人を動員。

 「皆ありがとな~。愛してるよ」

 桑田佳祐は、そうファンに投げかけ、熱唱につぐ熱唱。幅100メートルのステージを全力で駆け回っては、ペットボトルの水を約50本も会場に向かって撒き散らし「祭りだ祭りだ、ヨッシャヨッシャ」と大暴れ。最後はファンの大声援に感極まったのか、歌いながら目を潤ませる場面もあった。

 デビュー21年目を迎えた99年は、前年の「海のYeah!!」とオリジナル・アルバム「さくら」の2作で「第13回日本ゴールドディスク大賞」(日本レコード協会主催)の「ロック・アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。

 一方、この年の年明け第1弾は3月25日にシングル「イエローマン~星の王子様~」を発売。新曲に合わせて同月24日から2年半ぶりの全国ツアー「Se O no Luja na Quites(セオーノ・ルーハ・ナ・キテス)~素敵な春の逢瀬~」をスタートさせた。

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