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【サザンオールスターズ40周年への轍】2003年 25周年の夏、野外ライブで4年ぶりツアー

★第24回

 米軍がイラクに侵攻し、中国各地で重症急性呼吸器症候群(SARS)の集団発生で日本国内でも旅行のキャンセルが相次ぎ社会不安が起こった。「六本木ヒルズ」がオープン。野中広務氏の発言した「毒まんじゅう」「なんでだろ~」「マニフェスト」が新語・流行語大賞となった2003年-。

 サザンオールスターズにとってデビュー25周年の夏、彼らは活動を再開した。復活ののろしがあがったのは、デビュー記念日である6月25日。

 1978年のデビューシングル「勝手にシンドバッド」にリマスタリングを施し12センチマキシシングルで再リリース。これは「25周年を盛り上げたい!」というファンの要望に応えてリリースが決定したもの。

 初回限定盤はさまざまな特典付きの「胸さわぎのスペシャル・ボックス」として25万セット限定で発売された。これが再発盤としては驚異的な売り上げを記録。78年当時のオリジナル盤のランキング(最高位で3位)を更新し、発売から25年を経てオリコンウイークリーチャート1位に輝くという前人未到の快挙を達成した。

 そして、デビュー記念日の3日後、フジテレビ系「FNS27時間テレビ」の企画で「音楽寅さん~MUSIC TIGER~サザンオールスターズスペシャル」と題し、サザンとして久々にライブに登場した。

 ライブの舞台となったのは、古都鎌倉で750年の歴史を持つ重要文化財に指定されている建長寺の山門。桑田佳祐の母校である鎌倉学園の隣にある、縁の深い場所だ。建長寺でこうした大規模なライブが行われたのは初めてのことだった。

 7月には47作目のシングル「涙の海で抱かれたい~SEA OF LOVE~」をリリースして活動を本格化。カップリングの「雨上がりにもう一度キスをして」はJALのタイアップ曲で、CMには久々にメンバー全員で出演し話題になった。一方、野沢秀行が持病の「ヘルニア」でサザンの活動を欠席した。

 夏にはデビュー25周年企画として「サザンファンの勝手に25周年 真夏の秘宝館! inお台場」が東京テレポート駅前特設会場で開催された。25年もの間、記録と記憶に残る作品を世に送り続け、常に新しいアプローチで音楽シーンをリードしてきたサザンの軌跡をさまざまな映像やアトラクション、お宝グッズの展示でたどるもので多くの入場者でにぎわったのだった。

 そして8月。25周年野外ライブとして4年ぶりにサザンのツアーがスタート。正式名称は「JAL Presents サザンオールスターズ SUMMER LIVE 2003『流石(SASが)だ真夏ツアー! あっっ!生。だが、SAS!』~カーニバル出るバニーか!?~」。

 ポートメッセなごやなど、全国3会場の特設野外ステージで開催され、9月6、7日には、特別公演として沖縄県宜野湾市海浜公園野外劇場で開催。サザンの25周年を祝い盛り上げようとするファンの期待に応えた。

 11月30日にはHMVが発表した邦楽アーティストの重要な100人「TOP 100 Japanese pops Artists No1」にも選ばれた。(芸能ジャーナリスト・渡邉裕二)

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