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ぼんやりしてるようですが、匂いには敏感なんです…

★其ノ弐百八拾八

 普段からぼんやり生活している私ですが、予期せぬ出来事に遭遇すると視覚や聴覚がちゃんとびっくりする機能はついています。仕事場で借りたコンセントの差し込み口から火花が出たり、宿泊先で最上階で眠っているのに天井からコツコツと音がしたり…。そういうときは「わぁっ」と驚けるのでまだ大丈夫だとは思います。

 特に私は嗅覚が臆病なようです。思わぬところから想像もしなかったような香りが漂ってくると、いつも以上に動揺してしまいます。先日も家の中から見知らぬ柔軟剤の香りを感じ、「何?! どこかに私の知らない匂いが存在している…、この家の中に…」と勝手にホラー映画のような「もしかして誰かがいる?!」というとんでもない展開を想像してしまい、震えておりました。

 結局、それは仕事先でスタイリストさんに貸してもらった肌着を洗濯物入れの一番上に置いていたため、知らない柔軟剤の香りがしただけ…という何ともしょうもない結末だったのですが。

 匂いには驚かされるばかりではありません。時々、前日の晩に用意していた着替えやタオルを翌朝身に付けたり持っていこうと思うと、上に猫が転がって寝ていることがありまして、「どいてどいて、ごめん」とよけながら着たカーディガンやTシャツからわが家の猫の匂いが漂ってくるのを出先で感じてしまうと、「きゃああ」と恥ずかしくなってしまいます。

 猫は定期的にシャンプーをして余分な皮脂を除去する必要がある品種なので、そこまで激しいケモノ的な香りはしませんが、その日1日「猫の香り」な自分がちょっと恥ずかしくて、モジモジしてしまうのです。

 家の匂いや猫の匂いは自分の生活についてくるものですので、落ち着かないわけではないのですが、仕事モードになっていると、やはり少々「こんなとこにまで家の匂いが…」とひとり照れ臭い思いをするのでした。

 ちなみにここ数年、柔軟剤は某有名企業のものを使っています。「ジュリエットの香り」というのですが、はてさて、ジュリエットとはいったい…。「おお、ロミオ!」しか思い浮かんできません。

 ■壇蜜(だん・みつ) 1980年12月3日生まれ、秋田県横手市出身。本名・齋藤支靜加。158センチ、B85・W60・H89。昭和女子大卒。最新写真集「モナリザ-雫-」「モナリザ-結晶-」(いずれも講談社)が2冊同時に発売中。

 レギュラー番組は文化放送「大竹まことゴールデンラジオ!」水曜パートナー、テレビ埼玉「板尾壇(談)」、TBS「サンデージャポン」(隔週)、NHKラジオ第2「高校講座 保健体育」、文化放送「壇蜜の耳蜜」など多数。

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