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【サザンオールスターズ40周年への轍】2014、2015年 “灯火”や“金”のフレーズ…東京五輪を見据えた?「東京VICTORY」 (1/2ページ)

★第30回

 御嶽山が噴火し、消費税8%がスタートした2014年はSTAP細胞論文の改竄が明らかになり、俳優の高倉健さんが亡くなった。翌15年にはマイナンバー制度が本格的にスタートし、東京五輪のエンブレムが撤回されるなど慌ただしい1年となった。

 デビュー35周年の13年に活動を再開し、「胸熱」をテーマに健在ぶりをアピールしたサザンオールスターズ。36年目のデビュー日に当たる14年6月25日、新たに発表されたキーワードが「進撃のサザン」。そこでシングルの発売と、05年以来、実に9年ぶりとなる横浜アリーナでの「年越しライブ」の開催、オリジナル・アルバムの制作が明らかにされた。

 シングルは『東京VICTORY』。9月10日に発売されたが、すでに三井住友銀行のCMや、TBS系で放送された「アジア大会2014韓国仁川」と「2014世界バレー女子イタリア大会」のテーマ曲だったことから、発売前から楽曲への認知度は高かった。

 《時を駆けるよ Time goes round…》という歌詞の冒頭について当時、桑田佳祐は雑誌のインタビューで「辺りの景色がランナーの目線で流れていくという、そんなアイデアが浮かんだ」と語ったが、音楽関係者には「すでに2020年の東京五輪を見据えているようにも思えた」との声も。事実、歌詞に“灯火(ともしび)”や“金”とのフレーズがあったこともイメージが膨らんだようだ。

 その一方、エロをパロディー的に描いた『天国オン・ザ・ビーチ』や、日本語とフランス語の掛け合いを盛り込んだ『パリの痴話喧嘩』といったカップリング曲は「サザンでしかできない世界」とも言われ、シングルとは言えども桑田の音楽性の幅広さを垣間見せた。

 また、紫綬勲章を受章したのも14年だった。年末には恒例の年越しライブ「ひつじだよ!全員集合」を横浜アリーナで4公演繰り広げた。さらに大みそかには「第65回NHK紅白歌合戦」にシークレット・ゲストとして中継で出演。サザンとしては実に31年ぶりの紅白だった。

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