zakzak

記事詳細

今50代ベテランバンドが熱い! BUCK-TICK、イエモン、スピッツ…止まらない進化

 50代のベテランバンドが熱く息巻いている。

 新曲『RONDO』がアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』(フジテレビ系)のエンディング曲になっているBUCK-TICK。ボーカルの櫻井敦司、ギターの今井寿をはじめ、メンバー5人全員が50代。1985年に現メンバーで結成された。

 子供の頃に『ゲゲゲの鬼太郎』を見て育ったと言う櫻井は「鬼太郎は人間の弱さや愚かさ、悲しみや苦しみ、ささやかな喜び、これらを幼い僕に教えてくれました。今回エンディング曲を歌えたことで、妖怪たちと仲間になれた気がしてとても幸せです」とコメント。

 同じく、今井も「ダークで新しい世界に加われてうれしいです」。

 吉井和哉をはじめ、メンバー4人全員が元メタルバンドのメンバーだったのが“イエモン”ことTHE YELLOW MONKEY。椎名林檎、藤巻亮太ら多くのミュージシャンがその影響を公言し、美輪明宏、桑田佳祐らからの評価も高い。2001年に活動休止後、17年に東京ドーム公演で復帰。最新アルバム『9999』も好評だ。

 奥田民生を中心に1986年にデビューしたUNICORNも93年に解散し、2009年に再結成した50代バンド。今年は再始動10周年、現メンバーで活動を始めてから30周年、さらにメンバーの1人が還暦(60歳)を迎えることで、それらの数字を全部足した『100周年ツアー“百が如く”』のツアー中。

 NHK朝ドラ『なつぞら』の主題歌『優しいあの子』を歌うスピッツも全員50代。軽妙なテンポとやさしいメロディーにギターの音色が弾ける印象的な楽曲だ。『ロビンソン』などのヒットで知られるが、1997年からは『ロックロックこんにちは』『ロックのほそ道』などの音楽イベントを主宰している。

 記念すべき100作目の朝ドラの主題歌に起用されたことに草野は「大好きだった『おしん』や『あまちゃん』のようにインストがいいのではとも考えましたが、歌ありです。『なつぞら』なのに詞が冬っぽい仕上がりになっています。これはお話をいただいてから何度か十勝を訪ね、そこで感じたのは季節が夏であっても、その夏に至るまでの長い冬を思わずにはいられないということ」と“なつぞら”は厳しい冬を経てみんなで待ちに待った“夏の空”という解釈をしたと明かす。「広く美しい北海道の空の力で書かせてもらいました」(草野)

 デビュー当時から草野の楽曲のクオリティーは高かったが、年月を重ねて音楽も練られてきたことで、さらに高みに行き着いているようだ。

 オジさんたちの進化は止められない。

 ■酒井政利(さかい・まさとし) 南沙織、郷ひろみ、山口百恵、キャンディーズ、矢沢永吉ら300人余をプロデュースし、その売上累計は約3500億円。「愛と死をみつめて」、「魅せられて」で2度の日本レコード大賞を受賞した。2005年度、音楽業界初の文化庁長官表彰受賞。

関連ニュース

アクセスランキング