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【人たらしの極意】山口瞳をほうふつさせる“美しき酒呑み”新井浩文の魅力

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【人たらしの極意】山口瞳をほうふつさせる“美しき酒呑み”新井浩文の魅力

 私の生業は“毛の商人”なので、分け隔てなく接するために女優の好き嫌いは明らかにしないことにしている。だが、男優の好き嫌いは明言してきた。最近はズバリ、映画俳優の新井浩文を贔屓(ひいき)にしている。

 青森に生まれ、まだ37歳だが、2001年に映画「GO」でデビューして以来、60本以上の映画に出演している。彼の魅力は人を喰うようで、自信にあふれた狂気だ。その存在が凶器でもある。

 BSフジで不定期に放送されている酒場トーク番組「美しき酒呑みたち」でホストとして醸し出す酒呑みの真骨頂は、サントリー宣伝部で長くサラリーマンを務め、直木賞作家となった山口瞳をほうふつさせる。

 6日の放送では、映画「葛城事件」で崩壊寸前の親子を演じた三浦友和をゲストに迎え、小田原の酒場で三浦の素を引き出していた。

 酒豪でヘビースモーカーの新井は、三浦に礼を尽くしながらもタバコを喫(す)い、自分好みの酒を実に旨そうに呑む。人には合わせない。テレビ番組ではあるが、「俺の生きてきた感性が対談する相手に通用するのか? 俺のすごしてきた生き方が適応するか?」と自ら問いかけながら呑み、酒の勢いで話を進める。

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