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【ブラックジャックを探せ】洗いすぎがアトピーの温床 正しい「ベビースキンケア」発信

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【ブラックジャックを探せ】洗いすぎがアトピーの温床 正しい「ベビースキンケア」発信

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池田大志医師  国内有数の大規模民間病院として高い知名度を持つ千葉県鴨川市の亀田総合病院。ここの皮膚科に勤務する池田大志(ひろし)医師は、アトピー性皮膚炎の治療や赤ちゃんのスキンケアなどの分野で近年、頭角を現す若手医師。

 「初期研修後は形成外科を専攻。ただ、将来のために見聞を広めることも大事だと思い、1年だけのつもりで皮膚科に行ってみたんです。そうしたら性に合っていた(笑)」

 医学の世界では「皮膚は内臓の鑑」と言われる。表面から見えない臓器であっても、異変があればそのサインが皮膚に現れることは珍しくない。「全身状態を診たい」と考えて皮膚科に進む医師は少なくないが、池田医師もまさにそんな一人だ。

 中でも現在、特に力を入れているのが「ベビースキンケア」だ。根っからの子供好きで、最初は小児科と形成外科のどちらに進むかで悩み抜いたという池田医師。それだけに赤ちゃんの“肌の健康”に対する思いは強い。

 「赤ちゃんに限らず清潔好きな日本人は“汚れを落としたい”思いから、必要以上に洗い過ぎていることが多い。これが本来、肌が持つバリア機能をそぎ落とす結果を招いており、湿疹やかぶれ、アトピーなどの温床になっているのです」

 大人は自分で病院に行けるが、赤ちゃんはそうもいかない。しかも原因が「子を思う親の優しさ」にあるとなれば、話はややこしくなる。

 「正しいスキンケアの知識を世界中に広めていきたいんです」と熱く語る池田医師。その一環として、自身が半年間の育休を取って経験した子育て記録に、ベビースキンケアの解説を連動させた本(プロフィル参照)を出版するなど、着実に夢の実現への布石を敷いている。

 育児に奮闘する全国のママたちをファンに持つ“イクメン医師”に、熱い視線が注がれている。 (長田昭二)

 ■池田大志(いけだ・ひろし) 1977年、兵庫県明石市生まれ。2004年、徳島大学医学部卒業。健康保険鳴門病院(現・徳島県鳴門病院)で初期研修。06年より亀田総合病院形成外科。08年より同皮膚科。著書に「男が育休を取ってわかったこと」(セブン&アイ出版)。趣味はテニス、車、サックス演奏。

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