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おなかにポッコリふくらみ…「腹部ヘルニア」かも 内臓が壊死して命に関わることも (1/2ページ)

 薄着、水着の季節。おなかにポッコリふくらみを見つけたら「腹部ヘルニア」かもしれない。立ったり、おなかに力を入れると飛び出して、あおむけに寝ると引っ込むのが特徴。早めに治療しておくことが肝心だ。

 【年間15万人が治療】

 おなかの一部分がふくらむのは、弱くなった筋肉(筋膜)の裂け目や隙間から腸などの内臓が飛び出すから。通称「脱腸」とも呼ばれる。腹部ヘルニアに詳しい寺田病院・外科(東京都足立区)の堀孝吏部長が説明する。

 「腹部ヘルニアは子供の病気に思われがちですが、むしろ大人に多い。飛び出す部位は、太ももの付け根(鼠径部=そけいぶ)が約90%と圧倒的に多く、おヘソや手術の傷あとなどから出る場合もあります」

 国内では年間約15万人が治療しているといわれ、誰にでも起こりうるポピュラーな疾患だ。

 【元に戻らないと怖い】

 大人になって起こる後天的な要因は、加齢や運動不足などによる「腹筋の劣化」。それから「腹圧の上昇」も関係する。

 「腹圧を上昇させる原因には、肥満やメタボ、便秘や前立腺肥大症(排尿障害)があってトイレでいきむなどがあります。吹奏楽器の演奏者や重い物を持つ職業の人なども腹圧が上昇するので起こりやすいといえます」

 ヘルニア(飛び出した)の部分はやわらかく、通常は手で押したり、あおむけに寝ると元に戻る。しかし、少しでも痛みを伴うようなら要注意。ヘルニアが元に戻らなくなる「嵌頓(かんとん)」の状態になる危険性があるからだ。

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