zakzak

記事詳細

スピード離婚……そのとき気になるお金の話 (1/3ページ)

 近年、熟年離婚が話題になっているが、その一方でスピード離婚というものも存在する。離婚の際に争点となるのは、財産、ローン、年金の分配だ。婚姻期間が短いとはいえ、いざ離婚となった場合、権利として主張できるのかどうかが気になるところ。そこで今回、婚姻期間の短い離婚で気になるお金の話を、彩の街法律事務所の代表弁護士である神尾尊礼さんに聞いた。

 ■分与対象は結婚期間中に築いた財産

 まずは、財産分与についてだ。共働きで夫が生活費を出し貯金は妻がしていた。家のローンは結婚以前から夫が組んでいた、という場合はどうなのだろう。

 「財産分与は、『婚姻期間中に築き上げた財産を半分にする』というのが基本です。したがって、結婚以前に築いた財産は分与の対象にはならず差し引かれます。共働きかどうかやどちらが生活費を出していたかなどは、財産分与の計算には影響しません」(神尾さん)

 普段の出費をしていたからといって、主張には値しない。

 「離婚時に残っている財産の『名義』が、とても重要です。貯金を妻名義でしていたのであれば、その半分を夫に渡すことになりますし、夫名義なら、半分を妻に渡すことになります。結婚前に買った持ち家は、結婚期間中に築いたものではないので、基本的には分与対象ではないことになります。ただし、婚姻期間中にローンを支払っている場合は、そのローン分は2人の生活費から捻出されているため、分与対象に含めます。したがって、持ち家の価値を、結婚前に築き上げた部分と、結婚期間中に築き上げた部分に分けて考える必要が出てきます」(神尾さん)

教えて!ウォッチ
zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース

アクセスランキング