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小田急沿線・神奈川の新店3軒 優良店が増えているのを実感

 まずは注目の1軒。2018年5月1日、人気店「渦」の跡地に「渦」店主のお母さんがオープンした「麺バル HACHIKIN」(藤沢市本鵠沼)。

 味は「渦」の実弟でミシュランの星を獲った「Japanese Soba Noodles 蔦」(巣鴨)店主がプロデュース。「蔦別邸」と言われるほどの力の入れよう。店名の「はちきん」は高知の方言で「男勝りの女性」のこと。お母様が高知の出身でその店名に。

 醤油Sobaは丸大豆醤油をメーンに淡口醤油と白醤油をブレンドし、大量の蛤や牛肉などのダシを合わせた醤油ダレ。麺は蔦製中細麺。トッピングは、みやじ豚のロースとモモチャーシュー、細切りメンマ、九条葱。

 スープは高知県地鶏「はちきん地鶏」と神奈川県藤沢のブランド豚「みやじ豚」から取った動物系スープに白身魚をフュメドポワソンの技法を用いて煮込んだ鮮魚スープと節系や昆布の魚介系スープを加えたトリプルスープ。

 とてもおいしく、神奈川版ミシュランがまた発売されたら星を獲ってもおかしくない。

 2軒目は「53’sNoodle」(藤沢市湘南台)。18年6月13日オープンだが、すでに行列ができる人気店になっていた。

 醤油そば・塩そばが神奈川淡麗系、斬新な煮干水つけ麺や、味噌、ベジまぜそばも最近始まった。醤油そばは醤油が効いた鶏清湯スープ。まさに今風の淡麗醤油味でうまい。

 塩の方は変形の丼で登場したがこちらも秀逸。つけ麺も食べてみたが新機軸で麺の方に煮干水を入れたもの。近ければ、日を替えて味噌やまぜそばも食べたいと思った。

 3軒目は17年9月23日オープンだが最近まで知らなかった「麺匠八雲」(大和市、高座渋谷駅)。元タレントで21歳と若い美女店主で驚き。肩書ばかりではなく、朝から自家製の麺打ちもするほど。これは素晴らしい!

 札幌系の味噌ラーメンと醤油味、塩味を提供しており、時折有名店の麺を使った限定メニューなども提供して意欲的。ラーメン業界にこういう若い女性が増えてくれると活性化するのでうれしい。

 札幌の味噌だと硬めの麺が多いがこちらは自家製で新鮮な風味を残した柔らかめでスープと絡みやすい。スープの味噌ダレは北海道と信州の合わせ味噌で味濃いめ。厨房(ちゅうぼう)は見えないが中華鍋を振る音が聞こえる。いわゆる札幌の典型的な味噌ラーメンスタイルでおいしい。

 ちょっと遠めの所は候補店が集まったらまとめていくので感想が「どこもおいしかった」となってしまうが最近の神奈川は優良店が増えているのを実感する。

 ■ラーメン耳寄り情報 麺バル HACHIKIN(小田急江ノ島線本鵠沼駅から徒歩2分:藤沢市) 今年5月にオープンし、すでに行列店の仲間入り。高知出身の女性店主だが味は息子であるミシュランで星を獲った「蔦」店主が高知の食材をふんだんに使ってプロデュース。高品質のラーメンを提供中。夜はお酒も飲める店に。

 ■大崎裕史(おおさき・ひろし) 自称「日本一ラーメンを食べた男」。2018年2月現在で1万2300軒、2万5000杯のラーメンを食破。株式会社ラーメンデータバンク代表取締役、日本ラーメン協会理事。Webおよび携帯の「ラーメンバンク」を運営している。

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