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小沢一郎氏が語る、「安倍一強」を覆す方法論とは? (1/2ページ)

 「共謀罪」も成立した今国会で目立った安倍一強と野党のふがいなさ。野党は政権をチェックする責任をどこまで果たし得たか。小沢一郎氏(自由党代表)に、こうした状況を打開するには何が必要かを聞いた。

 ◆聞き手/武冨薫(政治ジャーナリスト)

 --あなたは自民党幹事長だった時代、野党にどう処するべきか身をもって体験してきた。

 小沢:いや、あの頃とは時代が違う。評論家の江藤淳さんは55年体制を「自民党と社会党が地下茎で結ばれている」と表現したが、あの時代は日本経済が右肩上がりで、野党も与党も本質的な方向性の違いはなかった。

 しかし、日本経済が右肩上がりではなくなった現在、安倍政権のように「弱肉強食」の政策を進めるか、それとも「分配の公平」を重視するかで日本の針路、国民生活は大きく変わってくる。安保も、原発も、共謀罪も与野党で基本的な考えが違うのだから、徹底して議論し、対決しなければならない。

 --では、「安倍一強」を覆す方法論があるのか。

 小沢:野党が力を合わせて徹底して戦うこと以外にない。例えば、もうすぐ都議選がある。(都民ファーストの会の)小池百合子君がようやく(6月1日に)自民党を離党したが、それまで自民党籍を持っていたこと自体が間違いなんだ。彼女が都知事選で得た291万票は、石原都政、猪瀬都政、舛添都政という自民党と混然一体の権力を改革することへの期待票だった。

 リーダーは有権者が自分に何を求めているかを常に考えなければならないのに、彼女は自民党に片足をかけ続けて行き詰まってからの離党でしょう。ちょっと遅かりしという感は否めない。僕はまだ彼女が本気で腹を括ったのかわからない。

 --その小池都知事も野党結集に加わるわけではない。小池新党に都議選で一番票を食われるのは自民党より民進党と見られている。

 小沢:なぜ小池君が都知事選で圧勝したのか、みんな勘違いしているのではないか。安倍政権は選挙に大勝して支持があるように見えるが、実は自民党の票は全然増えていない。前回総選挙は2009年の総選挙と比べて投票率が20%近く落ちている。

NEWSポストセブン
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