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ストライカー旅団戦闘団が“参戦”したオリエントシールド2017 米軍が生んだ新戦術に基づく精鋭部隊 (1/2ページ)

 北朝鮮情勢は予断を許さない状況となっている。そんななか、日米共同訓練「オリエントシールド2017」が、東富士演習場(静岡県)などで行われている。1987年に始まり、36回目の今回は、11日から25日まで実施される。

 日本側は第1師団・第34普通科連隊を中心とした約1200人、米側は、第25歩兵師団・第1ストライカー旅団戦闘団を中心とした約1200人が参加した。第25歩兵師団は司令部をハワイに置き、アジア・太平洋地域を担当する。朝鮮有事には、真っ先に陸戦部隊の中核として派遣される部隊でもあるのだ。

 注目したいのは第25歩兵師団に内包されている「ストライカー旅団戦闘団」の存在である。東西冷戦の終結を受け、従来のような戦車中心ではなく、ストライカー装甲車のみで戦闘団を構成するという新しいコンセプトで誕生した。人員も5000人規模から3900人へ縮小。目指したのは部隊のコンパクト化と緊急即応体制の構築だ。

 これまでの戦闘団は、戦車や大砲など重量物ゆえ輸送に制限のある装備が多く、展開能力に限界があった。そこで、日系人として初めて陸軍参謀総長まで上り詰めたエリック・シンセキ大将が「これからの戦争にもはや戦車は不要。即応展開能力が重要」と考えた。指揮型、偵察型、通信型、対戦車型…など、ストライカー装甲車をベースとした派生型を作り、戦闘団に配備した。

 同一装備を用いることで整備の効率化に成功し、装甲車ならではの機動性を生かすことで、部隊の運用能力を向上させた。最大の特徴が、輸送機での空輸が可能である点だ。96時間以内に世界中のどこへでも派遣できる。米軍が生んだ新戦術に基づく精鋭部隊なのだ。

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