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【ぴいぷる】笑涯研究!バナナの皮でイグ・ノーベル賞受賞の馬渕清資氏「常識覆す瞬間に面白さ」 (1/3ページ)

 ノーベル賞の発表が始まり、日本人の4年連続受賞が注目されている。一方、この9月に米国ハーバード大学で授賞式が行われた「イグ・ノーベル賞」は、日本人が11年連続で受賞。今年はブラジルの洞窟に生息する昆虫のメスとオスの生殖器が逆転しているという北海道大学准教授らの“性器の発見”が生物学賞に輝いた。

 同賞は「世の中を笑わせ、考えさせる研究」に贈られるもの。馬渕氏は、3年前に「バナナの皮はなぜ滑りやすいのか」という研究で物理学賞を受賞した。

 「イグ・ノーベル賞はノーベル賞の格調高さを求めません。漫画と純文学の差ですね。私は根が三枚目で、昔から努力とか勉強にあまり価値を感じません。イグ・ノーベル賞の方が体質に合いますね」

 約40年前から人工関節を研究。バナナの皮と動物の関節には成分の似た粘液が存在し、そのことを「関節の潤滑の仕組みは、バナナの皮を踏んだときの滑りのよさを連想させる」と報告した。その後、バナナの皮が滑りやすいことを学術的に示したデータがどこにもないことに気づく。そこで、バナナの皮を踏んで摩擦係数の測定実験を繰り返し、床より6倍滑りやすいことを実証した。

 「人工関節の滑りが悪いと、プラスチックなどの材料がすり減り摩擦粉が出て、患者に有害です。それを防ぐには、滑りをよくする必要があります。材料の開発だけでは限界があるので、私は体内の液体に依存した仕組みを整えるべきと主張しています。バナナの皮が粘液で滑るという事実は、その主張を裏づけるものになりました」

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