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エベレストの高さが変わった? 年々高くなるヒマラヤの山々、山頂はかつての海底 (1/2ページ)

 ネパールが世界最高峰エベレストの測量作業を同国としては初めて行うことになった。

 この山頂はネパールと中国の国境に位置するが、いま、高さとして知られているのはネパールでも中国でもなく、半世紀以上も前の1954年にインド測量局が行った測量だ。周辺12カ所から測定した結果を平均して8848メートルになった。この数値がその後ずっと一般に使われてきた。

 また、1999年、米国のチームがGPSを使って8850メートルと推定した。2005年には中国のチームが8844メートルとしたが、ネパール政府はいずれも正式な測量とは認めていなかった。

 その後、2015年にマグニチュード(M)7・8のネパール大地震が起きた。数千人が犠牲になった。このとき首都カトマンズの地下にある基盤岩が南方へ約3メートル移動するなど、国内の地形にも大きな影響を及ぼした。

 この地殻変動でエベレストの高さも変わったのではないかとの声が高まったこともあって、測器を山頂に運び上げて正式の測量をすることになったのである。

 ところで東京都板橋区にある植村冒険館にはエベレストから冒険家・植村直己が取ってきた白っぽい小さな石が飾ってある。今は石を持ってくることは禁止されているが、当時は登頂した記念に石を持ち帰ることがよく行われていた。

 これは石灰岩で、海の底でできたものだ。山頂付近には貝の化石もある。つまりエベレストなどヒマラヤの山々は、かつて海底だったところが1万メートル以上も持ち上がったのだ。

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