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いつまで続く「絶望」の都政 職員評価は46・6点もワイドショーは小池劇場の虜… (2/2ページ)

 こうした都政の散々たる実情にも関わらず、小池氏が人気を保てているのは、小池氏が演出する劇場型政治に魅了されたワイドショーを始めとするメディアからの好意的な報道が続いてきたからである。

 いまだにワイドショーは小池氏の演出する劇場の虜(とりこ)になっており、思考停止している状態だ。メディアが機能していない状態では、都知事を監視する立場の都議会の役割が重要になるが、ここにも問題がある。

 それは最大会派である地域政党「都民ファーストの会」が、二元代表制の本旨に反して、すっかり小池氏の支持団体に成り下がっている点だ。

 9月の都議会定例会でも、都民ファーストの会の増子博樹幹事長がひたすらに知事をヨイショする姿は異様だった。

 都議選前は積極的にネットメディアを通じて都政情報を発信をしていた音喜多駿(おときた・しゅん)都議らは「小池氏の政治姿勢に疑問を持った」として、都議会閉会日の5日、離党することを明らかにした。

 このように今の都政は失政続きだ。内部で数々の問題が指摘されているにも関わらず、メディアは思考停止状態で、小池氏への好意的な報道を続ける。肝心の都議会すら小池氏の統制下にあって問題を指摘できず、ガバナンス不全の「プチ独裁」状態にある。

 もはや誰も知事の問題を指摘しない、この「絶望」の都政はいつまで続くのであろうか。

 ■宇佐美典也(うさみ・のりや) 1981年、東京都生まれ。東大経卒、経産省入省。企業立地促進政策、農商工連携政策、技術関連法制の見直しを担当後、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)で電機・IT分野の国家プロジェクトの立案やマネジメントを行う。2012年9月に経産省を退職。現在、政策コンサルタントとして活躍する。著書・共著に『肩書き捨てたら地獄だった』(中公新書ラクレ)、『朝日新聞がなくなる日』(ワニブックス)など。

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