zakzak

記事詳細

「麻生氏の正論」叩く偏向新聞 「さっさと辞めろ」と息巻くばかりでは…

 自民党の麻生太郎副総理兼財務相が6月24日、講演で昨年秋の衆院選について、30代前半までの若い人たちに自民党の得票率が高かった、と指摘した。そのうえで、「(彼らは)一番新聞を読まない世代だ。読まない人は全部、自民党支持」と述べた。

 ここで終わらないのが、麻生氏である。

 「新聞(の購読者増)に協力なんかしない方がいいよ。新聞販売店の人には悪いけど、つくづくそう思った」と言ってのけた。余計な一言と感じる人もいるだろうが、私はここに膝を打った。全部の新聞がそうとは言わないが、一部のサヨク偏向新聞はヒドくないか。

 デタラメ慰安婦報道で懲りたかと思ったら、「モリカケ」報道で相変わらず、ありもしない安倍晋三首相の犯罪という「印象疑惑報道」を繰り返している。

 その手の新聞は政治に限らず、最近、本当にまともな記事が少ない。まったく薄味で大ざっぱなのだ。「モリカケ」にエネルギーを全部、吸い取られてしまったようだ。

 それはともかく、麻生氏の指摘は当たっている。たとえば、朝日新聞の世論調査をみても、自民党を支持しているのは若い人たちである。

 6月の調査(18日報道)では、自民党支持は全体の34%だった。支持が多かったのは70歳以上の41%で、次が18~29歳の37%、30~39歳の33%である。40~69歳は30%程度にすぎない。

 安倍政権の支持率は38%だった。ところが、年齢別にみると、30~39歳が47%と高く、次は18~29歳の45%である。

 政党支持率でも安倍政権支持の内訳でも、自民党支持が多いのは39歳までの層なのだ。

 働き盛りの世代は紙の新聞を読まない。それは通勤電車の景色を見れば、明白だ。みんなスマホを見ている。

 そう言うと、新聞業界の人は悔し紛れに「ニュースの母体は新聞だ」と反論する。いまや、そうとは言えない。感度の高い人はネットでしか読めない情報にアクセスしている。私のネットコラムを読んでいる読者も多い。少なくとも、某T新聞の社説読者よりは多いはずだ(笑)。

 いまだに、「マスコミは新聞とテレビ」と思い込んでいるのは、当の業界人間くらいである。それも50代後半以降の人たちだ。彼らは「マスコミの王者は自分たち」という郷愁に浸っている。

 もしも、マスコミの王者が新聞とテレビなら、安倍政権はとっくに倒れているだろう。倒れないのは、人々が「左傾の偏向新聞・テレビはキレイごとの建前ばかり」と見抜いているからだ。

 麻生氏は「インターネットや放送、通信を当たり前のように使いこなせる若い世代の自民党支持率が高いということが、ものすごく大事」とも言っている。

 これは新聞の話である。経営者は麻生氏の言葉を噛み締めたらどうか。勘違いした現場の記者が「麻生氏はさっさと辞めろ」と息巻いてばかりいるようでは、新聞に明日はない。

 ■長谷川幸洋(はせがわ・ゆきひろ) ジャーナリスト。1953年、千葉県生まれ。慶大経済卒、ジョンズホプキンス大学大学院(SAIS)修了。政治や経済、外交・安全保障の問題について、独自情報に基づく解説に定評がある。政府の規制改革推進会議委員などの公職も務める。著書『日本国の正体 政治家・官僚・メディア-本当の権力者は誰か』(講談社)で山本七平賞受賞。最新刊に『ケント&幸洋の大放言!』(ビジネス社)がある。 

関連ニュース

アクセスランキング