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ラオスのダム決壊で再認識…韓国“ポンコツ”技術、過去にも死傷者出す事故続発 識者「背景に見かけ重視の国民性」

 ラオス南部で建設中のダムが決壊した事故を受け、韓国の技術力に対する信用が急落している。ラオス政府は「人災」と断定し、韓国側に「特別補償」を要求していることに加え、過去にも、韓国が建設に関わったインフラなどで、多数の死傷者を出す事故が相次いでいるのだ。識者は「安全性を後回しにした見かけ重視」の国民性が背景にあると指摘する。

 韓国のSK建設を中心とした合弁会社が建設していたラオスのダムは、土を積み上げた「アースダム」(韓国・聯合ニュース)と伝えられる。

 アースダムは、最も古い形式で、「洪水時の決壊」の可能性を指摘する専門家もいる。決壊原因をめぐっては、ラオス政府が「人災」と断定したが、韓国側は「豪雨による天災」と主張し、対立している。

 韓国では、過去にもインフラや建築物の大規模事故が相次いでおり、「欠陥工事・手抜き疑惑」も指摘されてきた。

 1994年10月にソウルの漢江(ハンガン)にかかる「聖水(ソンス)大橋」が崩壊した事故では、バス数十台が川に転落し、32人が死亡した。当時の報道によると、定期検査で鉄製橋板の結合部分に腐食個所が見つかっていながら、放置されたという。

 502人が死亡する大惨事となったソウルの三豊(サンプン)百貨店の崩壊事故(95年6月)では、コンクリートや柱に入れる鉄筋の量が規定通りでなかった疑いが指摘された。

 韓国事情に精通する朝鮮近現代史研究所所長の松木國俊氏は「見かけ重視の国民性が影響し、建物やインフラの耐久性など目に見えない部分に神経を使わないケースが多い」と指摘する。

 松木氏が商社勤務時代、日本の大手ゼネコンとともに参加した、マレーシアのトンネル工事の入札では、最終的に韓国企業が落札したという。その経験を振り返り、次のように続けた。

 「韓国にとって、国際入札は落札が至上命題だ。特に、日本が競合相手となると、対応できない長期保証を付けてでも、取りに来る。低額で落札した後、工期短縮のボーナスを見込んで、突貫工事で採算を取るのが常套(じょうとう)手段となっている。今回のラオスのダム工事でも、工期短縮で2000万ドル(約22億円)のボーナスが出ていた。安全性が二の次になっていた疑いも指摘されているようだ」

■韓国などで起きた大規模事故

1994年10月 ソウル・漢江で聖水大橋が崩壊し、32人が死亡。金泳三(キム・ヨンサム)大統領(当時)は「常習化している手抜き工事を永久に追放する」と宣言

95年6月 ソウルの三豊百貨店が崩壊し、502人が死亡、900人超が負傷

96年9月 パラオで韓国企業が建設した橋が崩落し、6人が死傷。日本が再建

2009年6月 マレーシアで最新式競技場の屋根が完成後に崩れる。建設に韓国企業が参加

09年12月 インドで韓国企業を含む合弁会社が建設中の橋が崩落

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