zakzak

記事詳細

泥と大水の「泥地獄」…国連、ラオスのダム決壊に重大関心 報告書「ヘリでないと近づけない」

 ラオス南部で7月末、建設中の水力発電用ダムが決壊した事故に、国連が重大関心を寄せている。最新の報告書で、泥と大水のため被災地に向かうのが困難との見方を示しているのだ。まさに現地は「泥地獄」の状態が続いており、今も多くの人々が避難生活を余儀なくされている。

 「泥と洪水のため、被災地へのアクセスはいまだに難しい。一部の地域にはヘリコプターでないと近づくことができない」

 国連は報告書(6日)で、被災地の現状についてこう表現した。水位はゆっくりと下がりつつあるものの、道路でのアクセスは今も困難という。報告書によると、事故による死者は34人、97人が行方不明で、6000人が避難生活を続けている。

 ラオス国営のビエンチャン・タイムズは9日、死者数が8日で35人となり、99人が行方不明と報じた。

 記事では、被災者の声も伝えている。

 避難所で生活する49歳の男性は「洪水が起きたとき、私の家族や多くの人が、丘の上まで走って逃げた。そこで3日間過ごしたが、水と食料はなかった」と事故当時の様子を語った。水が引いた後、村に戻ったものの、「現状では村に住めないので、ここに来た」という。

 事故をめぐっては、ダム建設に携わった韓国企業の責任論が浮上している。韓国側は「豪雨による天災」と主張しているが、ラオス政府は「人災」「欠陥工事」を疑っている。

関連ニュース

アクセスランキング