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大阪桐蔭、前人未到の偉業達成は府民の誇り 立民・所属議員の疑惑説明しなければ、追及の資格なし

 「平成最後の夏」に開催された第100回全国高校野球選手権大会は、国民の記憶に残る数々のドラマを繰り広げた。

 われらが大阪桐蔭は、「カナノウ」フィーバーが席巻する決勝戦でも、ミスのない「横綱野球」を貫き、2度目の春夏連覇という前人未到の偉業を達成した。勝つべくして勝った。大阪府民の誇りであり、選手たちの頑張りに敬意を表したい。

 選手たちには、将来の野球界を背負う人材に成長してもらいたいが、心配なのは、金足農業の吉田輝星(こうせい)投手が、右肩を酷使したことだ。

 高校生は、無理を無理とも思わないところがある。選手生命を脅かすことがないように、われわれ大人が一定のルールを考えるべきだ。

 残念ながら、この夏は、明るい話題ばかりではなかった。

 大阪府警富田林署の面接室から容疑者が逃走した事件が、住民の皆さんを不安にさせている。知事として、大変申し訳なく思っている。

 逃走を許したのは、府警側のミスが重なったためだ。弁護士からの連絡がなかったとはいえ、現場の署員が異変に気付いたのは、面会終了から約1時間45分もたった後だった。面接室のドアに設置されたブザーの電池を署員が外していたという事実も、信じがたい。「まさか、逃げないだろう」という緩みがあったのではないか。

 府警には、こうした失態を二度と起こさないよう、各警察署の管理体制を全面的に見直すよう申し入れている。一連の対応を検証したマニュアルをつくり、全警察官と職員が教訓を共有することが必要だ。弁護士にも毎回、面会終了時の声かけを要請すべきだ。

 さて、永田町では、文科省の汚職事件に関連し、立憲民主党に看過できない発言があった。

 福山哲郎幹事長が記者会見で、所属議員を取り巻く疑惑について「大手メディアに実名が上がってもいない状況で、出所不明のいろんなところに議論されていることについて、質問に答えるのは適切ではない」と述べ、説明を拒否した。

 「大手メディアに上がっていない」というが、実名は、週刊誌やインターネットで飛び交っている。疑惑についても、贈賄罪などで起訴された「霞が関ブローカー」と呼ばれる医療コンサルタント会社の元役員との会食などが取り沙汰され、まさに「政治とカネ」に関わる。

 「モリカケ」問題で、疑惑がないという「悪魔の証明」を安倍晋三首相らに迫ってきた立憲民主党は、説明責任を果たすべきだ。自らの疑惑にふたをするなら、「人に厳しく、自分に優しい」という完全なダブルスタンダードであり、他人のことを追及する資格などない。(大阪府知事、日本維新の会代表・松井一郎)

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