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「野党は職場放棄するな」進まぬ憲法改正論議にいらだち… 地域政党「未来日本」代表・長島昭久氏が激白

 外国人労働者の受け入れを拡大する出入国管理法改正案が27日夜、衆院を通過した。与党側の「拙速審議」を批判する声とともに、左派野党の「何でも反対」姿勢を疑問視する見方も多い。保守の論客で地域政党「未来日本」代表の長島昭久衆院議員(56、東京21区)が夕刊フジのインタビューに応じ、「国会戦術を理由に議論をしない左派野党は『職場放棄』以外の何物でもない。法案修正などで与党との違いを打ち出し、国民に訴える健全な野党を目指すべきだ」と激白した。

 長島氏は昨年の衆院選では希望の党で議席を得たが、今年5月の国民民主党の結成では一線を画し、無所属になった。

 先月、笠浩史衆院議員(53、神奈川9区)と「野党の主軸となる旗を、政界のど真ん中に立てよう」と新会派をつくり、臨時国会に臨んだ。

 だが、出入国管理法改正案などの法案審議は、自民党は「絶対賛成」、左派野党は「絶対反対」で不毛な対立が続いている。長島氏は「もっと本質的な議論はできないのか」と、いらだちを募らせた。

 憲法改正論議も同様だ。長島氏が衆院憲法審査会にオブザーバーとして出席したとき、形式的要件がそろえば選任できる幹事すら決まらないのが歯がゆかったという。

 「立憲民主党などは、政府への敵愾(てきがい)心が先に立ち、熟議の場の設定すら拒否した。与野党の違いから『何を議題にするか』については駆け引きがあってもいいが、国会対策上の戦術で審査会を開かせず、憲法を論じないのはおかしい。これでは国民の信頼は到底得られない」

 長島氏は続けた。

 「旧民主党が2009年に政権獲得する前までは、たとえ野党といえども『国民のために働き、国政を前進させねば』という矜恃(きょうじ)があった。だが、3年前の安全保障関連法案をめぐる国会論議で、共産党の主張に引っ張られ、軸足が大きく左にズレてしまった。あれで『野党の健全さ』が失われた」

 「健全さ」とは、与党と見解が異なるなら野党としての対案を示し、議論しあう場を確保することをいう。

 「今のままでは万年野党に陥ってしまう。支持者向けに『私たちは与党には抵抗した』というアリバイ工作ばかりせず、与党案に不備があれば、きちんと議論を通じて改善すべきだ」

 長島氏は、来年春の統一地方選後、夏の参院選までに「(保守系野党として)50人規模の塊」をつくることを目標に立てている。

 「改革路線で近い国民民主党の一部や日本維新の会、希望の党などと保守中道の政治勢力を再結集したい。行動しない限り、埋没するとの焦りもあるが、慎重に状況を見極めて動いていきたい。後で振り返った時に恥ずかしくない議員活動に邁進(まいしん)したい」

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