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臨時国会「野党の完敗」 徴用工問題ほとんど取り上げずパフォーマンスだけ 専門家「国民は呆れた…政権交代なんて夢」

 臨時国会は10日の会期末を前に週末をはさむため、7日で事実上、閉会状態となる。10月24日の召集以降、左派野党は、新閣僚の失言の揚げ足取りや、委員長席の取り囲みなどのパフォーマンスばかりが目立った。韓国最高裁の異常判決などは、ほとんど取り上げなかった。憲法改正論議にも後ろ向きで、議論のテーブルにさえつかなかった。これで高い議員歳費を受け取る資格があるのか。

 「参院で採決が強行されたときの対応は考えている。衆院での内閣不信任案も選択肢にある!」

 立憲民主党の辻元清美国対委員長は5日、記者団にこう息巻いた。

 左派野党は、「対決法案」とされた、外国人労働者の受け入れ拡大に向けた出入国管理法改正案の成立に、最後まで抵抗した。ただ、法案審議では「中身が問題だ!」などと主張しながら「移民の定義は?」などと似たような質問を繰り返し、議論は深まらなかった。

 足並みも乱れた。

 立憲民主党や共産党などが、安倍晋三政権との「対決」路線にこだわる一方、国民民主党は「提案」路線をとった。

 与党はそんな野党の足元を見透かした。7日の参院本会議で同改正案を可決、成立させる。

 閣僚追及もイマイチだった。

 左派野党は、週刊誌で「口利き疑惑」が報じられた片山さつき地方創生相や、失言が目立った桜田義孝五輪担当相らに的を絞り、攻撃した。だが、片山氏はのらりくらりと質問をかわし、桜田氏は官僚の用紙した文章を「棒読み」して、無難に乗り切った。

 国会は本来、「熟議」の場であるはずだが、左派野党は放棄した。中でも、衆参両院とも憲法審査会では主要野党が欠席戦術をとり、実質的に一度も開かれなかった。

 政治評論家の小林吉弥氏は「野党の完敗だ。出入国管理法改正案など、問題法案はあったのに、政府・与党を緊張させる的確な追及もできなかった。閣僚のクビ一つも取れなかった。国民は、野党の非力にあきれ、不信感を高めたはずだ。野党幹部が『来年の参院選で勝ち、政権交代につなげる』なんて発言しているが、夢想でしかない」と語った。

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