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税金と時間のムダ…国会が“学級崩壊”状態!? 桜田五輪相の「3分遅刻」に野党は「5時間審議拒否」

 国会が「学級崩壊」状態になっている。桜田義孝五輪担当相が衆院予算委員会に3分遅刻するという大失態を犯せば、立憲民主党など野党側はこれに反発して何と国会審議を5時間もボイコットしたのだ。1日3億円、国民の税金で運営される国会審議をドブに捨てるつもりなのか。国内外で課題が山積するなか、こんな面々に政治を任せられるのか。

 「何の理由の説明もなく、3分遅れた。政府・与党はたるんでいる!」

 野党側の予算委筆頭理事を務める立憲民主党の逢坂誠二氏は、こう記者団に言い放つと、委員会室を後にした。

 桜田氏が、立憲議員が質問に入る21日午前10時15分になっても委員会室に姿を見せなかったことに反発したのだ。慌てて駆け込んできた桜田氏は「前の質疑が中断し、時間の間隔を間違った。おわびしたい」と陳謝した。

 審議再開をめぐる与野党協議は難航し、昼をまたいだ。その後、28日に予算委で集中審議を行うことなどで合意し、5時間後にやっと再開した。

 確かに、桜田氏の緊張感欠如は大問題だ。ただ、野党が審議拒否した時間は、国民・国家のために費やされるべきものである。「政治パフォーマンス」や「あげ足取り政治」はいらない。

 そもそも、旧民主党政権時代にも、国会審議に遅刻する閣僚はいた。

 2010年3月3日の参院予算委では、前原誠司国交相と仙谷由人国家戦略担当相、原口一博総務相の3閣僚が遅刻した。それでも、15分遅れで質疑は行われた。

 12年1月末には、田中直紀防衛相が参院予算委の審議中に無断で離席して一時、行方不明になった。何と、議員食堂でコーヒーを飲んでいた。

 野党側は昨年の通常国会でも、麻生太郎副総理兼財務相の辞任などを求めて「18連休」に突入し、世論の厳しい批判を浴びた。あの教訓を忘れているのか。

 政治評論家の伊藤達美氏は「桜田氏は国会答弁能力が問題視されており、今回の遅刻もいただけない。猛省すべきだ。だが、わずか3分の遅刻で、5時間も委員会をストップさせる野党各党も問題だ。鬼の首を取ったように大臣を批判し、自分たちの存在をアピールし、日程闘争する姿には、国民世論も冷めている。もっと国会は政策論戦を深めるべきだ。時間の浪費で、国益も損なわれてしまう」と語った。

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