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大林組だけじゃない!就活女子狙う“卑劣手口” OB訪問アプリ悪用…会って肉体関係に発展→「業界に向いてない」

 就職活動でOB訪問に来た20代の女子大学生を自宅マンションに連れ込んでわいせつな行為をしたとして、強制わいせつ容疑で大手ゼネコン、大林組の社員が逮捕された事件。立場を悪用して就活中の女子大生を毒牙にかける卑劣な手口は横行しているのか。

 警視庁三田署によると、宗村港容疑者(27)は就活生と社会人をつなぐスマートフォンのアプリ「VISITS OB」を通じて知り合ったとみられる。女子大学生と喫茶店で会った宗村容疑者は「パソコンを見ながら説明したほうがいい。近くに事務所があるから行かないか」と言って、マンションの部屋に連れ込んだという。

 アプリを運営するビジッツテクノロジーズによると、宗村容疑者は個人で登録する「ボランティアユーザー」だったといい、同社はボランティアユーザーの新規登録を停止した。

 就活をめぐるトラブルについて、20代女性は、友人女性がひどい目に遭ったエピソードを明かす。

 「入社を強く志望していた有名企業の男性社員と知り合い、実際に会って話をするうちに肉体関係にまで発展した。しかし、その後『(業界には)向いてない』と言われ、結局内定はもらえなかった」

 就活では、志望する企業で働く先輩社員と会って話を聞くOB訪問が一般的で、リクルーター制度を置く企業も少なくない。学生数の多い大学の就活生については、その大学OBの社員がリクルーターを務めるのが一般的とされている。

 大手メーカーでリクルーターを任された経験を持つ20代女性は「『採用とは一切関係ない』と前置きしつつも、面会した就活生の会社への志望度などを点数化して人事部に提出する。ただ、リクルーター自身に就活生の合否を決める権限はなく、得点はあくまで人事部の参考資料だった」と明かす。

 ゼネコン業界でも、リクルーター制度は広く取り入れられている。

 大手ゼネコンでリクルーターを経験した30代男性は「優秀な学生がいればリクルーターは、面接に通過してもらうため、さまざまなアドバイスをする。学生の優秀さを知るため何度も学生と面談を重ねる。喫茶店でプライベートな話もするし、個人的な連絡も取り合う。学生の中身を知るという意味では公私の境界線はない。家に行って面談というのは聞いたことがないが、誘うこともできるだろう」という。

 正しく運用すればメリットも多いリクルーター制度。大多数のOBやリクルーターは真面目にやっているはずだが、企業だけでなく社員にも透明性が求められている。

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