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平成累計「一般入試志願者数」ランク 早大と日大が300万人超え

 令和が始まったが、平成でもっとも人気が高かった大学はどこか。そこで、今週は平成累計の一般入試の志願者数ランクを紹介したい。

 平成元年に193万人だった18歳人口は、翌1990年に200万人を超える。その後、少子化が進み、今は120万人を切っている。4割も減ったことになる。それにあわせ、受験生数も減少が進んだ。その中で、平成でもっとも志願者が多かったのが早稲田大で、合計で367・6万人だった。平成の間、志願者が毎年10万人を超えたのは早稲田大だけだ。

 代々木ゼミナール教育総合研究所の坂口幸世主幹研究員は「平成元年は早稲田の志願者が最多の16万人超えで、この志願者数は平成でトップの志願者数です。人気の理由は私立大トップであることです。難関大にチャレンジして突破することが、受験生にとって達成感があります。入試科目も文系はオーソドックスな私立大3教科型ですから敷居が高くなく、受験生が受けやすい」と解説し、こう続ける。

 「ただ、何もしなければ少子化で志願者は減っていましたから、センター試験利用入試を実施するとか、学部を新設するとか、積極的に改革してきたことも大きい」

 平成の間に、スポーツ科学部、国際教養学部を新設。第一文学部と第二文学部を文学部と文化構想学部に、理工学部を基幹理工、創造理工、先進理工の3学部に改組している。

 2位は日本大。早稲田大と日本大の2校だけが300万人を超えた。前出の坂口氏は「日本大も平成の初めは志願者が多かったのですが、少子化とともに一旦、減少しましたが、今はV字回復中です。以前は学部ごとにそれぞれ独立した入試でしたが、最近は学部統一の入試を行ったり、広報も大学全体として力を入れるようになり、一体感が出てきました」という。

 平成の時代に志願者数トップに立ったのは、早稲田大、日本大、明治大、近畿大の4校だけだ。その明治大は3位、4位は立命館大。5位の法政大と6位関西大の差はわずかで、今年、法政大が5位に上がった。

 今年は6年連続で近畿大が志願者数トップに立ち、2位が東洋大だった。令和の時代はどこがトップに立つのだろうか。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

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