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逮捕者すでに数百人…金正恩氏を不安にさせる「新興勢力」の正体 (2/2ページ)

 「政府は宗教はアヘンだとか麻薬だとか言って、近寄る者に過酷な処罰を下してきた。最近は法輪功まで登場し、市民は当局がどのような対応をするか息を殺して見守っている」(情報筋)

 (参考記事:「死刑囚は体が半分なくなった」北朝鮮、公開処刑の生々しい実態

 それにしても、なぜ法輪功がこんなに流行るのだろうか。

 「呼吸法を含めた武術の鍛錬、運動、人間の魂を司る神秘の精神的能力を誰でも持ちたいと思うから」(情報筋)

 北朝鮮は、占いが広く行われている土地柄だけあって、スピリチュアルなものが受け入れられやすい。当局は時々、銃殺を含めた重い刑罰で対処しているものの、政府や党の幹部がハマっているほどで、根絶は非常に困難なようだ。

 (参考記事:北朝鮮でまた公開処刑…女性2人を銃殺「占いしたから」

 また、国際社会の制裁や米朝交渉の行き詰まりで国内経済がにっちもさっちもいかない状況となり、将来に明るい展望が持てないという北朝鮮の状況も関係している。

 情報筋は「法輪功などが主張する神秘の理論と俗説は、未来に希望が持てない平壌市民にとって、干上がった土地に雨水が染み込んでいくように広がる。市民の間では『信者を80日間どこかに吊り下げても死なない』という荒唐無稽な話が広がっているが、そんな話を信じる人が増えている」と語っている。

デイリーNKジャパン

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