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都心で30度超…真夏より怖い「5月猛暑」 専門家に聞いた「殺人熱中症」回避策! 汗かける体へ「カレー食べる、40度風呂…」

 東京都心で30度を超える真夏日を観測するなど列島を記録的な暑さが襲っている。26日には各地で35度超の「猛暑日」も予想され、熱中症に最大限の注意が必要だ。重症化すれば命に関わるだけに、専門家は「5月の暑さは特に危ない」と警鐘を鳴らしている。

 記録的な猛暑の要因について、ウェザーマップの気象予報士、原田雅成氏は「例年、日本付近は高気圧と低気圧が交互に移動する特徴があるが、今年の場合は高気圧が来ても、ほぼ低気圧が来ないまま、再び高気圧が来るという状況が続いている」と話す。

 都内では、28日まで30度超えの予報が出ている。原田氏によると「5月に30度以上が3日続くと東京では観測史上初となる」という。

 熱中症は、温度や湿度が高い環境で体内の水分や塩分などのバランスが崩れ、発汗や血流による体温調節ができなくなることで起きる。めまいや頭痛、吐き気などの症状のほか、ひどい場合はけいれんや失神を起こし、死亡することもある。

 「熱中症による救急搬送は、暑さに慣れない時期に増える傾向にある」と指摘するのは産業医科大学教授の堀江正知氏。

 「暑さに慣れないというのは『汗をかける状態になっていない』ということで、汗が出にくく、体内に熱がこもってしまう。皮膚の表面に血液が集中するため臓器や脳に回る血液が少なくなり、失神や立ちくらみを起こしたり、集中力が途切れてミスが多くなることもある」と解説する。

 どう対策すべきか。

 前出の堀江氏は「汗が出やすくなるまでには3日から1週間ほどかかる。運動習慣をつけ、タンパク質を摂取して筋肉をつけることで血液循環を促し、睡眠を十分に取ることが重要だ。水分は『飲む』だけではなく。ぬれタオルを首に巻いたり、顔を洗うなど、体に『かける』ことも効果的だ」と語る。

 池袋大谷クリニックの大谷義夫院長は、汗をかきやすくするために、「ウオーキングや、39~40度の風呂に20分間つかること、カレーなど香辛料の多いものを食べることなどが今からでもできる対策だ」とアドバイスした。

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