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正恩氏に「重病説」浮上! 識者「動きが老人のよう。病気か身体能力の低下としか思えない」 新型肺炎、北は厳重すぎる警戒もすでに感染拡大か

 中国の新型肺炎問題で、中国人観光客の受け入れ禁止や国境封鎖など、いち早く厳重な措置を取ったのが北朝鮮だ。中国に依存する経済への打撃は避けられないなかでの「鎖国」政策について、北朝鮮国内でも新型肺炎が蔓延(まんえん)しているとの推測があるほか、朝鮮半島ウォッチャーは、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の「重病説」があるとの見方を示す。

 北朝鮮の国営メディアは、「新型コロナウイルスの感染者は発生していない」と繰り返しているが、それにしては動向が異様だ。

 14日からドイツで開かれる安全保障関連の会議に北朝鮮の代表団は欠席すると伝えた。新型肺炎の影響とみられる。ポンペオ米国務長官らが出席予定で、米朝接触の可能性が指摘されていた。

 8日の朝鮮人民軍創建72年の記念日でも、国営メディアから軍事パレードに関する情報は伝えられなかった。

 北朝鮮は1月22日に中国からの外国人観光客の受け入れを全面停止。23日には中国在住者の入国や中国経由の入国についても特段の理由がない限り禁止した。中国との貿易も全面停止し、ロシアとの定期航空路線も封鎖。朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、新型肺炎は「国家存亡にかかわる重大な政治的問題」だと宣言した。

 中国とのパイプを遮断することは北朝鮮経済に重大な危機を招く。それでも「鎖国」に踏み切ったのは、衛生状態に問題を抱え、防疫施設も不足する北朝鮮ですでに新型コロナウイルスの感染が拡大しているとの観測も根強い。

 龍谷大教授の李相哲氏は、正恩氏の体重増加や痛風など健康不安の存在が背景にあるとみる。

 李氏が着目するのは、朝鮮中央通信が1月25日の正恩氏の動向として伝えた映像だ。叔母の金慶喜(キム・ギョンヒ)氏が6年ぶりに公の場に姿を見せ、平壌(ピョンヤン)で旧正月を祝う記念公演を鑑賞する様子が伝えられた。

 「階段を登ったり公演が終わって舞台に向かう正恩氏の動きはとても緩慢で老人のようだった。病気を患っているか身体能力の低下としか思えない」と李氏。「人民の安全よりも『革命(=正恩氏)を守る』という北朝鮮の姿勢が現れたのではないか」と分析する。

 北朝鮮専門のニュースサイト「デイリーNKジャパン」編集長の高英起(コウ・ヨンギ)氏は、「北朝鮮はSARS(重症急性呼吸器症候群)やMERS(中東呼吸器症候群)の際にも同様の対策を講じている。正恩氏の重病説も以前から出ているものだ」と話すが、北朝鮮内部に何らかの異変は生じているようだ。

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