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新型肺炎、日本縦断「感染爆発」警戒! 専門家「現時点で数千、数万人いてもおかしくない」 ウイルスをばらまく「スーパースプレッダー」出現も (1/2ページ)

 新型コロナウイルスによる肺炎(=COVID19)が日本全土に蔓延(まんえん)している。北海道から沖縄、そして東京都心部に電車通勤するサラリーマンも発症、専門家は「現時点で数千~数万人の患者がいてもおかしくない」とみる。病院内での感染懸念もある一方、海外ではウイルスを大量にばらまく「スーパースプレッダー」も出現しており、どこでうつってもおかしくない。日本も「感染爆発」を覚悟すべき段階だ。

 発生源の中国本土では15日朝の時点で、感染者が6万6492人、死者は1523人まで増加した。

 日本では14日午後の時点で、国内での確認例は28人、チャーター機での帰国者やクルーズ船の乗船者を含めると259人。国内での日本人の死者は1人。

 東京で新たに判明した2人の感染者のうち70代男性は、1月18日に都内の屋形船で開かれたタクシー組合の宴会でアルバイト勤務し、直前の15日か16日には中国・武漢からの旅行者を接客していた。タクシー組合の宴会には今月13日に死亡した80代女性の義理の息子に当たる70代のタクシー運転手も参加していた。

 沖縄県で60代の女性タクシー運転手が感染したほか、北海道では50代男性が重篤。愛知県の60代男性はハワイ滞在中に風邪のような症状が始まったという。横浜市の30代男性消防職員は、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から患者搬送を担当したが、これ以前に感染したらしい。

 経路が不明のまま感染が広がる事態も生じている。和歌山県の済生会有田病院に勤務する50代男性勤務医の感染が確認されたが、同病院を外来受診した70代男性も感染、症状は重いという。

 「院内感染の可能性が高く、一番恐ろしいことが起こっている」と話すのは、感染症に関する著書もある山野美容芸術短期大学客員教授で医学博士の中原英臣氏。

 勤務医に熱や全身の倦怠感が出たのは1月31日。2日間休んだ後、2月3~5日は微熱が続く状態で解熱剤を飲みながら出勤していたという。

 仁坂吉伸和歌山県知事は、2人に直接の接点はないとして「病院内で感染が広がったとは考えにくい」と説明するが、中原氏は「全く別のところで2人が感染する方が難しい。感染者が2人で終わってほしいが、多くの人を介して2人が感染した可能性もある」と指摘する。

 中国では医療従事者1716人が新型コロナウイルスに感染、6人が死亡したと発表されている。

 日本感染症学会理事長で東邦大学教授の舘田一博氏は「感染の拡大は予想通り」とした上で、「武漢から入ってきたウイルスであることは分かっているため、和歌山だけでなく、日本中で警戒すべきだ」と話す。

 中国の専門家グループによると、新型肺炎の潜伏期間は最短0日、最長24日で、中央値は3日とされる。政府は今月1日から湖北省に滞在していた外国人らの入国拒否を始めたが、この時点ですでにウイルスが日本国内に拡散されていた可能性が高い。

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