小池知事、政治塾で“刺客”育成 ドンに対抗…若い世代で都政の闇を払拭へ
東京都の小池百合子知事が、「新党結成」に向けて動き始めた。自身が主宰する「政治塾」を10月にも発足させることを明言したのだ。豊洲新市場(江東区)で「盛り土」の未実施を見過ごすなど、都民の間には都議会のチェック機能への不信感が広がっている。小池氏としては、来年夏の都議選で「都議会刷新」を掲げ、塾出身者を「刺客」として送り込むシナリオを描いている。
「都知事選をきっかけに、政治への関心を高めた人が多い。『いろいろ学びたい』という方々の声を受けて、政治塾を立ち上げたい」
小池氏は15日にこう語った。
「政治塾」発足を、このタイミングで発表した真意はどこにあるのか。
都政に精通する関係者は「知事就任直後に塾をつくるシナリオもあったが、都議会を刺激しないように、いったん見送っていた。だが、豊洲新市場での『盛り土』の問題が発覚し、『都政の闇』や『都議会の停滞』が決定的となった。築地市場(中央区)の移転をはじめとする都政の暗部にメスを入れるには、自らの改革理念、政策を支持する都議を増やし、都議会の構成を変える必要がある。そこで塾設置に踏み切ったようだ」と解説する。
小池氏周辺によると、塾開設に向けた準備は急ピッチで進められており、「カタカナ、横文字」を中心に塾名やキャッチフレーズの絞り込みを行っている。募集要項も近く発表される見通しで、早ければ10月中旬から本格始動する。
政治塾といえば、橋下徹前大阪市長がつくった「維新政治塾」が有名だ。2012年の塾開講時には、会社員や官僚など3000人以上の応募が殺到し、話題となった。
維新政治塾は現在も継続しており、これまでに国会議員や地方議員、首長などを多数輩出している。ただ、橋下氏と小池氏では背景事情が異なる。
