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安倍首相に「トランプ氏説得役」も期待 TPP消滅阻止へ主導力発揮

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安倍首相に「トランプ氏説得役」も期待 TPP消滅阻止へ主導力発揮

 安倍晋三首相が、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の消滅回避に向けて、主導力を発揮している。参加12カ国の首脳に対し、国内手続きを進めるよう強く訴えたのだ。「TPP脱退」を掲げているドナルド・トランプ次期米国大統領に翻意を促す、説得役も期待されている。

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 「厳しい状況だからこそ、自由貿易、TPPに強いコミットメントを示す必要がある」「われわれが国内手続きをやめてしまえばTPPは完全に死んでしまう。保護主義を抑えられなくなる」

 安倍首相は19日(日本時間20日)、ペルーの首都リマで開かれたTPP参加国の首脳会議でこう訴えた。各国首脳からは、安倍首相に同調する発言が相次いだという。

 トランプ氏は選挙戦で「(TPPは)米国の製造業に死の一撃となる」と訴え、大統領就任後の脱退を主張していた。参加国には失望感も広がっていたが、トランプ氏と米ニューヨークで会談した直後にリマに乗り込んできた安倍首相の発言で、雰囲気は変わった。

 トランプ政権でTPPを担当する商務長官候補には、投資家でTPPに理解を示すウィルバー・ロス氏が浮上している。

 こわもての各国首脳と人間関係を築くのがうまく、「猛獣使い」とも言われる安倍首相の説得が注目されそうだ。

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