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《zak女の雄叫び お題は「猛」》野球熱が高まっているブラジル・マリリア その裏に元中日選手の熱い指導があった (1/2ページ)

 ブラジル・サンパウロ州マリリア市で、「JICA(国際協力機構)シニアボランティア」として、元プロ野球中日投手の與浦(ようら)幸二さん(47)が野球指導を行っている。

 與浦さんは昨年、元プロ野球選手として初めて技術指導を行う隊員としてマリリア市に派遣され、現在は日系マリリア文化体育協会の野球・ソフトボール7チームチームの計約220人に指導している。

 渡航前から道具不足は聞かされていたそうだが、実際に現地で道具を見たときには驚かされた。「戦後直後のグラブも実際にありました。しかもビニールひもで補修していたり。ボールも革が全部めくれて芯部分だけの硬球にテープを巻き付けて変形した球を使っていました。打撃投手をすると怖いんです。変形しているからどこに飛ぶか分からない」。

 選手のけがにつながると強く感じた與浦さんは昨年、香奈栄夫人の故郷として縁のあった大阪府泉佐野市に協力を相談。市は快諾し、市内の公立学校の野球部や少年野球の各団体の協力を得て道具を集めてくれたという。1月に船便で発送された道具は、ブラジルの高い関税が心配されたが、寄付の野球道具であることを証明する泉佐野市長の書簡を添えるなどし、4月に関税免除で無事に届けられた。

 届いた道具はバット約150本とグラブ約90個、硬軟球とソフトボール計約150個、捕手の防具7セットなど。「感謝と感激しかなかった」と與浦さん。最初は道具をいい加減に扱っていた子供たちも、指導を通して大切にしなければならないことを学び、「野球をする楽しさもどんどん増やしていった」という。

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