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《zak女の雄叫び お題は「猛」》嗚咽減り、爽やかな笑顔が増えた高校野球の舞台裏

 猛暑が続いている日本列島。高校野球の聖地、甲子園では、球児たちの熱戦が続いている。

 記者にとっても、2年ぶりに夏の甲子園を取材。ちょっとした変化が気になった。試合後の負けチームの取材といえば、控室に嗚咽(おえつ)が響き渡るのがお決まりだった。しかし、今年はそのシーンをあまり見かけない。

 象徴的だったのは、史上7校目の2連覇を目指し、1回戦で敗れた作新学院(栃木)。

 試合後、八回途中10安打4失点で降板したエース左腕の大関秀太郎投手(3年)の目に涙はない。「自分はまだまだな投手だと痛感した。これから野球をする上で、糧にしたい」とさばさばとした表情で報道陣の取材に対応した。

 主将の添田真聖内野手(3年)も、試合直後は「ナイスキャプテン」と声を掛けられ、目をうるませたが「甲子園ではのびのびやれた」と笑みものぞいた。他の選手も、淡々と敗戦を受け止めていた。

 爽やかだったのは、1回戦で秀学館(熊本)に敗れた横浜(神奈川)のプロ注目のスラッガー、増田珠(しゅう)外野手。

 九回に最後の打者となったが「いままで笑ってプレーをしてきたので、負けても笑顔を貫けてよかった。宿舎に帰って泣きたいです」と白い歯をのぞかせた。帽子のひさしには「声と笑顔でチームを救え!」としたためられている。尊敬する楽天のドラフト1位・藤平から送られたという言葉を守ったように思えた。

 そんな今大会も2回戦に入り、中盤戦を迎える。高校野球をやり切ったからこその球児たちの姿。後悔ないプレーをたくさん見せてほしい。(A)

【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。8月のお題は「猛」 です。

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