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“隙間市場”狙う米独立リーグのビジネス 家族や仲間と楽しく過ごせる遊技場・社交場 (2/2ページ)

 独立リーグのチームは、MLBもマイナーもない“隙間市場”を狙うケースが多く、こういう犯罪都市に居を構えるのは珍しくありません。

 ダウンタウンの再開発と町のイメージ向上のために、4500万ドルの税金を投じて建設されたUSスチール・フィールドの中は、子連れの家族でにぎわう、日本でいえば夏祭りのような雰囲気です。観客席に座る来場者は少なく、人々はコンコースを回遊している。大人は、ビール片手に談笑。子供はジュースと菓子をむさぼりながら、打撃マシンや的当て、福引、ゲームに興じている。独立リーグ球団の最大の収入源は入場料でもスポンサーでもなく飲食である場合が多いが、レイルキャッツもそう。

 ファミリー以上に目立つのが団体客です。区画したスペースや部屋と飲食をセットで1人30-50ドル程度。要は宴会です。ホテルよりも飲食店よりも、野球場での宴会がアメリカ流なのです。

 夕食も取れて、子供に数ドルを握らせておけば2-3時間安心して放置できて、自身は社交に興じることのできる場所。これがアメリカ独立リーグのレゾンデートル(存在意義)なのです。

 ■小林至(こばやし・いたる) 1968年1月30日生まれ。東大から1991年ドラフト8位で千葉ロッテに指名され入団。史上3人目の東大卒プロ野球選手となったが、1軍登板なく93年退団。その後、米コロンビア大で経営学修士号取得。02年から江戸川大学助教授。05年から14年までソフトバンク球団取締役を兼任。現在、江戸川大学教授、専門はスポーツ経営学。

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