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事態が泥沼化する恐れも… 山口俊問題・第2R、選手会は振り上げた拳下ろせるか

 プロ野球実行委員会が2日に都内で行われ、労組・日本プロ野球選手会(嶋基宏会長=楽天)から9月25日に2度目の申し入れがあった、病院の警備員に対する暴行で巨人・山口俊に科された処分(今季終了までの出場停止と総額1億円以上の罰金、減俸)の見直しについて討議した。

 選手会側の「3日までに回答がない場合は、東京都労働委員会に不当労働行為救済の申し立てを行い、公正取引委員会に申告し調査を求める」という要求に沿って早速文書を作成。3日に熊崎勝彦コミッショナー名の文書で「処分が不相当に重いとは認められず、野球協約には反しない」との見解を送付した。

 これを受け、選手会の森忠仁事務局長は「回答には感謝する。内容は想定しえたもので、検討して今後の方向性を決めたい」とコメント。6日の選手関係委員会との事務折衝で回答文に対する態度を明らかにする段取りだ。

 一応誠意ある回答文として振り上げた拳を下ろすのか。それとも強硬姿勢を貫くのか。

 1度目の処分見直し申し入れは、門前払いのような格好で一蹴されたことから、選手会が態度を硬化。巨人側が「処分は妥当。山口本人も納得しており、野球協約や一般法令にも違反しない」と一蹴。9月4日の実行委員会でも「現段階で巨人の処分に問題はない」と結論づけられていた。

 日本野球機構(NPB)の井原事務局長が選手会側に対し、実行委員会終了後に結果を電話連絡している。だが、選手会は「正式な回答がない」として、再度巨人側に処分見直し交渉申し入れ。コミッショナーに対しては「巨人の協約違反、法令違反の調査」などを申し入れたのだ。

 今回の文書による回答文で、一応選手会のメンツは立つだろう。ここで振り上げた拳を下ろさないと、事態は泥沼化する恐れもある。6日の事務折衝が注目される。(江尻良文)

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