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ノムさん、27打席連続無安打の巨人・岡本にゲキ!「壁を打ち破ってこそ一人前」 由伸監督には心中のススメも

 元楽天監督で6月29日に83歳の誕生日を迎えたばかりの野村克也氏が、パタリと当たりが止まった巨人の第89代4番、岡本和真内野手(22)に自身の経験を踏まえてアドバイスを送った。

 野村氏は3日、新著「野村克也の手紙~野球と人生がわかる二十一通~」(ベースボールマガジン社)の発売記念サイン本お渡し会を東京・神保町の三省堂書店で開催。ノムさんが開幕前に優勝予想した巨人はこの日、横浜DeNA戦(東京ドーム)で6-5の逆転勝ちを収めたが、岡本は3打数ノーヒットに終わり、通算27打席連続無安打となった。

 高卒4年目の岡本は6月2日から4番に座っているが、これは高卒3年目の消化試合の3試合で4番を打ち、4年目の開幕から定着したノムさんに似ている。

 ノムさんは「相手に覚えられたんだろう。今まではマークされていなかったけど、マークされた。その壁を打ち破ってこそ一人前。一流の人はみんなそうだ。技術力は限界がある。そこから先がプロの世界」とゲキを飛ばした。

 ノムさんは4年目の1957年に30発で初の本塁打王を獲得したが、58、59年はいずれも21本止まり。「5年目は覚えられてサッパリだった。だから相手を研究し、勉強した。打撃は敵を知り、己を知ること。それを知れば、相手の攻め方が変わっても見えてくる」と説いた。

 また、高橋由伸監督には「4番打者は不動でないといけない。エースと4番はチームの攻撃と守りの中心。そこがしっかりしているチームは強い」と、岡本と心中するべきと勧める。

 返す刀で「俺の目には、岡本にスター性がみえない」とぼやいた。

 確かに岡本には、坂本のような華やかさがない。しかし、あの松井秀喜氏のように、結果を残すに伴って顔つきも変わる選手もいる。ノムさんは「環境が人をつくる。それをマスコミが、どう作っていくか」と周囲にも注文をつけた。

 お渡し会は100人限定で、整理券はあっという間に完売。「来年は監督をやってください」というファンが多かったが、中でも「ベイスターズの監督をやってください。ラミレスではダメです」と訴えたファンが3人もいた。

 これにはノムさんも「ファンはよく見ている。ラミレスでは物足りないのかな?」とわが意を得たり。ファンに向かって「尾花と俺が候補に挙がって、尾花になったことがあった(2009年)。あんなことをしているから、ベイスターズはダメなんだ」と丁寧に裏事情を説明する場面もあった。ぜひファンの願いをかなえてもらいたいものだ。(塚沢健太郎)

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