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エンゼルス・大谷、1日で打撃修正 2安打2得点 「打席の感覚良く、実戦の中で前に進んだ」 (1/2ページ)

 エンゼルスの大谷翔平(23)は4日(日本時間5日)、シアトルで行われたマリナーズ戦に2日連続の「6番・指名打者」で出場。4回に右肘故障から復帰後初の安打となる右前打を放つと、7回には一塁線を破る右二塁打を放って複数安打を記録した。4打数2安打2得点。投手としての復帰のめどは立っていないが、鋭いバットスイングで打者としては完全復活した。打者専念を好機にして、打撃成績の上乗せと、ペナントレースで瀬戸際のチームの起爆剤となりたいところだ。

 大谷が先発出場すれば何かが起きる。現地は独立記念日の4日だが、日本では5日。24歳の誕生日だ。

 この日の相手先発は右腕のマイク・リーク(30)。シンカーが決め球の技巧派で、今季8勝と好調だったが、球威がないのは、実戦から離れていた大谷にとっては好都合だった。

 2回2死走者なしの1打席目は、内外角を厳しく攻められたが、ファウルで粘っているうちにタイミングが合ってきた。9球目に外角に逃げるチェンジアップをカットしようとバットを伸ばすと捕手のミットを弾く打撃妨害となった。

 次打者バルブエナの左翼線二塁打で、大谷は快足を飛ばして一塁から一気に先制のホームを踏んだ。ファウルで成功しなかったが、直前には盗塁を試みようとスタートを切る場面もあり、休養十分でまずは仕上がりのいい脚力を披露した。

 約1カ月ぶりの快音が響いたのは4回だ。

 1-2とリードされ、先頭の5番プホルスが右中間二塁打を放った直後。大谷はリークの初球のシンカーが、真ん中低めに入ってくると、狙っていたかのように強振。痛烈な打球が右前に抜けて、無死一、三塁とチャンスを広げた。

 後続の左前打で同点となり、2死後、1番カルフーンの中前打で大谷も二塁から勝ち越しのホームを踏んだ。試合の流れを変える貴重な安打だった。大谷の安打は6月4日のロイヤルズ戦以来。

 5回無死一、三塁での3打席目は、2番手ラビローのフルカウントからの6球目、外角の91マイル(146キロ)のフォーシームをとらえきれずに左飛併殺(一走プホルスが二塁でタッチアウト)に倒れたが、試合終盤にも再び持ち味の強烈な打球を飛ばした。

 7回1死から、3番手右腕ブラッドフォードの速球を完全にとらえた。難しい内角高めを振り切ると、鋭い打球が一瞬にして一塁手の脇を抜ける二塁打。完全に好調時に戻ったようなスイングだった。5打席目は二塁ゴロだった。

 適応力の高さは大谷の大きな武器。右肘故障からの復帰試合だった前日はDHでフル出場したが、4打数無安打、3三振だった。「もどかしかった。(故障は)無駄な時間」と焦りを認め、打席でも「ズレがあった」としていたが、わずか2日目で修正した。

 「昨日負けていたので今日勝てたのでよかった。打席の感覚が良くなっているので、昨日より実戦の中で前に進んだと思う。このカードを勝ち越せるように明日はすごく大事」と大谷。

 前日の3三振で、地元紙オレンジカウンティレジスターは「大谷の復帰にはゾクゾクしたが、打撃が振るわずファンを失望させた」と報じたが、大谷は1日で評価を一転。米各紙とも「やはり大谷はすごい」と称賛した。

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