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大谷、因縁のドジャーズ戦 「2人の対戦は今シリーズの最大のストーリー」

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)が指名打者として復帰し、6日(日本時間7日)にはアナハイムで前田健太投手(30)が先発するドジャースと対戦。同日からロサンゼルス地区を本拠地とするチーム同士の「フリーウェイシリーズ」3連戦に臨む。「2人の対戦は今シリーズの最大のストーリー」と報じている地元サイトもある。

 1958年にニューヨークのブルックリンからロサンゼルスへ本拠地移転したドジャースに対し、61年のア・リーグ球団数拡張で誕生したエンゼルス。62年からドジャースタジアムを間借りしたが、エ軍の試合に限って別の球場名を使わされた。

 66年、ロサンゼルス近郊アナハイムに新球場が完成し、カリフォルニア・エンゼルスと改称。97年からア、ナ両リーグ交流戦で両チームの対戦が始まり、両球場間を国道5号が結ぶことから「フリーウェイシリーズ」と呼ばれるようになった。

 ドジャースに比べてエンゼルスは弱かったが、2002年に初の世界一。05年に市場拡大を狙い球団名をロサンゼルス・エンゼルスに戻すと、人気、実力ともライバルを脅かす存在に成長。ワールドシリーズで頂上決戦の期待も高まった。

 だが、現実的に13年から5年連続地区優勝し、昨年は29年ぶりにリーグ優勝したドジャースに対し、エンゼルスは14年以来プレーオフ出場なし。日本人大リーガーのパイオニア野茂英雄投手らを輩出してきたド軍に対し、日本人選手獲得においても後れを取った。

 12年に当時花巻東高3年の大谷がメジャー挑戦を表明したときも、高校時代から熱心に動向を追ってきたドジャース入りが最有力視された。昨年12月も大谷獲得に向けて直接交渉に臨んだ7球団に残り、移籍先の本命と目された。

 しかし、大谷が選んだのはエンゼルスだった。交渉に同席したドジャースのエース、クレイトン・カーショウが「無駄な時間だった」と嫌悪感を示したように、長年、苦杯をなめてきたエンゼルスの大逆転勝利だった。

 ロサンゼルスを熱狂させるフリーウェイシリーズは大谷をめぐって盛り上がっているのだ。(大リーグ評論家・福島良一)

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