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初日首位→予選落ち…平本穏の“地獄の1日”

 先週のセガサミーカップで、天国から地獄の気分を誰よりも味わった選手がいる。初日首位に立った平本穏(32)だ。

 ツアー出場優先順位28位で同大会に出場。広島県の同郷の先輩である田中秀道さん(47)からは「気負わず謙虚に」と、ベテラン谷口徹さん(50)からは常日頃から「頭を使え」と、研修生時代の先輩である竹谷佳孝さん(38)には「一喜一憂するな」とアドバイスをもらっての出場だった。

 その恩に報いるかのように66の好スコアでの首位タイ発進。「下手は下手なりにやろう。そういう気持ち。こんなゴルフができるなら、寝ずに今日のうちに36ホール回りたい」。悪天候で、競技は54ホールに短縮された背景もあってのコメントだった。

 その日の夕食時、谷口さんには「浮かれるなよ」と念を押されたのだが、寝て起きたら案の定、別人と化していた。

 3パットを連発。6ボギー、1ダブルボギーで80の大叩き。66位タイへ急降下して予選落ちを喫したのだ。前日首位から予選落ちという不名誉な記録。最近では2016年のホンマツアーワールドカップでデービッド・オーが記録している。

 平本はその日は帰宅せず、谷口さんが夕食をとっていると思われる店に顔を出した。

 「お前、貯金が6つ7つもあって、よう予選落ちができるな。それでこの店に来た? ええ根性だけはしているな!」

 一喝され、何度も何度も頭を下げる平本。そして「いい勉強をさせてもらいました」とまた頭を下げた。

 しかし、その後は酒の量が増えるに従ってその日のプレーの愚痴をまくし立て始めた。「落ちた時くらい静かにしろ!」と谷口さん。独り静かに食事をしていた谷口さんも、実は1打及ばずの予選落ちだったのだ。

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