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下降線でも…巨人・岡本“主軸”不動 助っ人ゲレーロは“暴発”で1軍復帰遠のく

 巨人が16日の阪神戦(甲子園)で5連勝。5月26日以来の勝率5割復帰を果たした。弱冠22歳で4番の重責を負う岡本和真内野手にとっては、自分の安打よりもチームの白星が心の支えだ。

 今月の打率・214と打棒が下降線をたどっている岡本だが、球宴明けの後半戦初戦となったこの日も「4番・一塁」で先発。1安打よりも、先月29日に最大6あった借金の完済を喜んだ。

 「僕が打てなくても、チームが勝てばいいですから。打順に関係なく、それは昔からです」

 もともと個人成績にさほど頓着がない。それでもチームが勝てなければ、4番は他の打者以上に責任を痛感させられる。「自分がチャンスで打てなくて負ければ、やっぱり悔しい」。入団4年目。開幕前には自他共に想像だにしなかった早さで階段を駆け上り、過大な重圧を引き受ける立場になった。

 昨季まで3年間、1軍ではわずか76打席。今季球団が期待したラインは1軍定着で、レギュラー獲りなら御の字だった。打撃が低調な時期でも辛抱強く先発で使い続けるためには、その不足分をカバーできる打線の柱が必要だ。そこで昨季中日で本塁打王に輝いたゲレーロと、2年総額推定8億円の大型契約。ところが新助っ人は4番として機能せず、先月2日から代役に岡本自身が抜擢される展開となった。

 しかもゲレーロは同15日に故障で2軍落ち。回復後も外国人枠などの問題で1軍に呼ばれず、先の見えないいらだちを球宴休み中の今月14日に暴発させた。フロント幹部が設定した高橋監督との面談を拒否。不安視された素行不良が顔をもたげ、1軍復帰がさらに遠のいた。

 高給取りが頼りにならず、大学4年生と同い年の若者が屋台骨を支える。本人は思うように打てず苦しんでいるが、巨人がようやく軌道に乗り始めた現状で、岡本の打順を変える理由はない。(笹森倫)

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