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ツアー前半で勇気と感動を与えた ベテラン谷口徹

 ツアー前半終了時点で賞金ランキング1位につけているのは、「ゲンちゃん」こと時松隆光(24)。2位はミズノオープンに続いて福島オープンも制しツアー2勝を飾った秋吉翔太(28)。3位には日本ゴルフツアー選手権でツアー初優勝を遂げた市原弘大(36)。日本人選手がベスト3を独占しているなんて、何年ぶりのことだろうか。

 若手の台頭を感じさせるが、ツアー前半でゴルフ界に勇気と感動を与えたのはやはりベテランの谷口徹さんだと思う。

 5月の日本プロゴルフ選手権でプレーオフの末に逆転優勝。ツアー通算20勝目をマークするとともに、それまでジャンボ尾崎さんが保持していた大会最年長優勝記録を塗り替える50歳でのV。最終日最終ホールのバーディーで首位の藤本佳則に追いつき、プレーオフでもバーディーをねじ込んで優勝を決めたシーンは目に焼き付いている。

 オフには宮崎でミニ合宿を精力的に行っている。「僕を見て学んでもらえたらうれしいし、僕も若い子を見ていたら元気をもらえる」と谷口さん。今季前には弟子の武藤俊憲(40)をはじめ、市原や大堀裕次郎(26)、木下稜介(27)らが合宿に参加した。

 「ゴルフに対する谷口さんの貪欲さ、真摯さに改めて驚かされるばかりでした」と市原。木下は「同県人(奈良)の大先輩として尊敬していましたが、合宿のお誘いを受けて感動してしまって」と喜んでいた。

 師匠の逆転Vに刺激を受け、その1カ月後の日本ゴルフツアー選手権で市原が、木下はAbemaTVツアーの「ISPS HANDA燃える闘魂!! チャレンジカップ」で初優勝。まさに谷口効果だ。

 そして谷口組で今年まだ勝っていないのは武藤と大堀の2人。酷暑の中でもこの2人はツアー再開を心待ちにしている。取り残された気分を払拭し、師匠へ恩返しするためにも勝つしかない。

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