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巨人・山口オーナー「フロント刷新」明言 地に足着かぬスカウト陣…ドラフトどころじゃない!?

 巨人は高橋監督の退任発表とともに、GMを含めたフロント体制の刷新を表明。25日のドラフト本番にどんな陣容で臨むかも未定で、沙汰を待つしかないスカウト部門は困惑するばかりだ。

 東京・大手町の球団事務所で5日、スカウト会議が開かれ、プロ志望届を提出しない高校生選手の確認などを行った。

 岡崎郁スカウト部長(57)は「今日はそんなに言えることはない。順位付けをしているわけではないので。確認だよ」と口が重かった。

 それも仕方ない。わずか2日前の3日、山口オーナー=読売新聞グループ本社社長=が電撃的に監督交代を明かした上、「フロントの体制を今後改めていきたい。新しい体制で今月下旬のドラフト会議に臨みたい」と言い出したのだ。

 親会社から出向してきた堤前GMのもと、チームの編成権を現場からフロントに移行。昨年1月1日付で岡崎氏が門外漢から異例の転身でスカウト部長に就任した。大幅な組織改編も断行されたが、旗振り役の堤前GMが同6月に志半ばで事実上の解任。後任の鹿取GMもわずか1年余で、成績不振の責任を取り退任する運びとなった。

 まさに一寸先は闇。明日にでも他部門への異動を命じられかねない状況では、スカウト陣も気が気でない。この日の会議に出た中の何人が、ドラフト本番まで生き残れるかも分からず。全国各地を周り何年もかけてリストアップした有望株の評価を、最終的に誰が下すのかも不透明だ。ドラフトまで1カ月を切ったスカウト会議で、選手の順位づけや指名のシミュレーションまでいたっておらず、明らかに作業が遅れている。

 スカウト陣は大阪桐蔭・根尾昂内野手(3年)に注目を続け、山口オーナーが気に懸ける金足農・吉田輝星投手(3年)は大学進学からプロ入りに方針転換したことが前夜に判明。岡崎部長は「もちろんいい投手だと思う」と改めて高く評価したが、どこか人ごとのように聞こえたのはうがち過ぎか。(笹森倫)

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