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阪神、ソフト、DeNA争奪…オリックス・西のとまどい 「オリックスは知名度が低かったのであまり有名なチームに来られると…」 (1/2ページ)

 ■注目度の違いを痛感

 フリーエージェント権(FA)宣言選手の入団交渉が解禁され、19日で5日間が経過。各球団の間では虚々実々の駆け引きが繰り広げられている。夕刊フジは同日、所属のオリックスが残留を求めている他、阪神、ソフトバンク、DeNAが獲得に乗り出している西勇輝投手(28)を直撃し揺れる胸中を聞いた。FA宣言選手が身の振り方を決める上で、金銭的条件と並んでポイントとなるのが、球団の注目度とそれに伴う重圧。これには格差がある。(山戸英州)

 西はこの日、兵庫県三木市内のゴルフ場で行われたオリックス選手会ゴルフコンペに参加。ホールアウト後の午後4時20分、クラブハウスから駐車場へ歩を進めていた。

 --毎日聞かれているでしょうから恐縮ですが、FA交渉の進展は

 西「進展ですか? 昨日も言った通りですね」

 --返事をする期限を決めず、じっくり考えると

 「そうですね」

 --動向が連日大きく報じられている

 「こうやって(記者が)来られていますからね(笑)」

 --注目されることはプロ野球選手としてうれしいともいえるのでは

 「どうなんですかね。今までこういう経験がないので」

 --ビックリしている?

 「ビックリではないですけど。今までは記者の方とかが来ても何も思わなかったですけど、これだけ頻繁に来られたら…。知名度ではないですけど、今までオリックスが低かったのかなと。やっぱり阪神さんとかソフトバンクさんとか、来てもらっている所が有名なチームなんで。まあ、ありがたいことですけどね。“オリックス・西勇輝”の名前が注目されるのはいいことなんで」

 --オリックスを含め4球団と一通り交渉を終えたが、2回目の交渉は

 「相手があることなんで、自分自身がこうですと言うのは難しいですけど。浅村(西武から国内FA宣言した浅村栄斗内野手)がしゃべってない分、僕がしゃべってるなとは思いますね」

 --浅村の動向は気になるか

 「同級生で同期なんでね(同じ1990年生まれで、同じ2008年に、同じドラフト3位で指名されプロ入り)。まあ、(オリックスは存在をアピールするために)しゃべらなあかんチームなので、しかたないと思いますけど」

 阪神、ソフトバンクといった人気球団とオリックスとの注目度の違いを痛感している様子だ。

 その後、有馬温泉に移動しオリックス選手会納会に出席。今季限りでの退団が決まり巨人移籍が濃厚な中島裕之内野手(36)から、「西君に(退団のあいさつを)代わります!」と突然指名されタジタジ。周囲から「六甲おろし(阪神の球団歌)を歌うか?」とイジられる一幕もあった。

 4球団の中で、条件面は4年総額20億円を用意しているソフトバンクが断トツといわれる。

 一方、阪神なら「いまの自宅からそのまま通えるなど生活環境を変えないで済む」(オリックスのチーム関係者)という利点がある。

 ただし、別の球団関係者は「阪神なら日高、平野両コーチ、糸井さんら、ウチから阪神に移籍した人がいるから心強いだろう。だが、勝てばスポーツ紙の1面に載るけど、負けたらボロクソ。ああいうことはオリックスではまずない。神経質な一面がある西が乗り越えられるかどうか。日本全国どこでも指さされる生活を、彼がしたいのかどうか。それくらいの覚悟がないと、あそこでプレーするのは大変だ」と心配顔で語った。

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