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甲子園V投手に差をつけても 吉田のかわらぬ思い「柿木とは支え合って…」

 日本ハムの新入団選手発表が23日に札幌市内で行われ、ドラフト1位の吉田輝星投手(17)=金足農高=の背番号は「18」に決まった。

 「エースナンバーといわれる番号。背番号に負けない投球をしたい」

 今年のドラフト指名選手は育成契約を含めて8人。そのうち高校生が5人を占める。中でも5位の柿木蓮投手(18)=大阪桐蔭高=は今夏甲子園の決勝で吉田に投げ勝ち、春夏連覇を達成した優勝投手だ。

 しかしドラフトでは、吉田が伸びしろを評価されて1位指名され、契約金1億円、年俸1000万円。5位の柿木の同3500万円、520万円とは大きな差が付いた。

 甲子園優勝投手と準優勝投手の立場は逆転した。柿木は「プロに入れば(ドラフトの)順位は関係ないといわれますが、プロに入るまではそこが自分の原動力。吉田とは仲がいいですし、見返すという気持ちではないですが、球団が思った以上のプレーをしたいです」と闘志満々。

 吉田と柿木は9月のU-18アジア選手権の日本代表で、約2週間チームメートとして過ごした。

 「同じチームで戦った仲間とまた同じチームになれるのはうれしい。一緒に戦った分、柿木のすごさはよく分かっている。互いにライバルとして、プレー以外の部分では支え合って、いい友達、チームメートとしてやっていきたい」と吉田。夕刊フジが「またシャバーニって呼ぶ?」と聞くと、いたずらっぽく笑いながら「はい」と即答した。

 代表で吉田が柿木に名付けたイケメンゴリラ「シャバーニ」のあだ名は、チームが仲を深めるのに一役買った。柿木は「そう呼んできたら、代表の時と同じようにシバきます」。代表では吉田が「シャバーニ」と呼び、柿木が吉田のもみあげを引っ張ったりおなかをつねって反撃、吉田が謝って事が収まるのをチームメートが笑って見守るというやりとりがお決まりだった。

 立場が変わり、プロで先陣を争うライバルとなっても、友情に変わりはない。(片岡将)

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